第27話

26 無意味
253
2025/05/11 10:11 更新
ミカサ・アッカーマン
エレンを…
ミカサ・アッカーマン
エレンを!!!
ミカサ・アッカーマン
返せ───ッ!!!!




早い!!!



ザシュッザシュッザシュッッ!!!










頬、腕、太もも、鼻




ミカサ・アッカーマン
返せ──────ッ!!!!



うつ伏せに倒れた

ミカサ・アッカーマン
──────!!!

チャキンッッッ!!





刃が折れる。また硬化した。


あなた
ミカサッ!!
ミカサ・アッカーマン
なぜ、刃が通らない!!
あなた
コイツは体の1部を硬化することができる!!
ミカサ・アッカーマン
ックソ!!!
ミカサ・アッカーマン
絶対生きてるッ!!
ミカサ・アッカーマン
絶対にエレンは生きてるッ!
ミカサ・アッカーマン
どこにいたって、その女殺して、身体中かっさばいて
ミカサ・アッカーマン
その汚いところから出してあげるから
ミカサ・アッカーマン
ごめんね エレン、もう少しだけ、待ってて──
あなた
危ないミカサッ!!!
 



ドオンッ!!!!

あなた
回復しやがった!!!
ミカサ・アッカーマン
待て!



ドンっ


ミカサ・アッカーマン
うっ!な、何を!!


リヴァイ兵長!!!
リヴァイ・アッカーマン
一旦 離れろ、お前も着いてこい

























リヴァイ・アッカーマン
その距離を保て
リヴァイ・アッカーマン
奴も疲弊したか、それほど速力はないように見える
リヴァイ・アッカーマン
うなじごとかじり取られていたようだがエレンは死んだのか?
ミカサ・アッカーマン
……ッ

ミカサ・アッカーマン
生きてます
あなた
目標には知性があるようですが、その目的はエレンを連れ去ること
あなた
殺したいのなら潰すはず
あなた
アイツはわざわざエレンを口に含んで戦いながら逃げています
リヴァイ・アッカーマン
エレンを食うことが目的かもしれん
リヴァイ・アッカーマン
そうなればエレンは胃袋だ
リヴァイ・アッカーマン
普通に考えれば死んでいる
ミカサ・アッカーマン
生きてますッ!

リヴァイ・アッカーマン
だといいな
ミカサ・アッカーマン
そもそも、あなたがエレンを守っていれば、こんなことにはならなかった
あなた
ミカサごめん、最後まで一緒に居たのは私なんだ…
ミカサ・アッカーマン
あなた…っ
あなた
本当にごめん、ごめんなさい…
あなた
私があの時選択を間違えなければ、もっと冷静に判断すればよかったのにッ…
リヴァイ・アッカーマン
今はエレンを救助することが最優先だ
リヴァイ・アッカーマン
その話は終わったらにしろ、そして後悔するんじゃねえ
あなた
っ、はい


リヴァイ・アッカーマン
お前はあのときの、エレンの馴染みか
リヴァイ・アッカーマン
目的をひとつに絞るぞ
リヴァイ・アッカーマン
まず 女型を仕留めることは諦める
ミカサ・アッカーマン
奴は仲間をたくさん殺しています
リヴァイ・アッカーマン
皮膚を硬化される能力がある以上は無理だ
リヴァイ・アッカーマン
俺の判断に従え
リヴァイ・アッカーマン
エレンが生きていることに全ての望みをかけ、奴が森を抜ける前に救い出す
リヴァイ・アッカーマン
俺が奴を削る
リヴァイ・アッカーマン
お前は注意を引け
リヴァイ・アッカーマン
あなた、てめえはボロボロに見えるが
あなた
やります!私も
リヴァイ・アッカーマン
そうか
 







ガスの量もあまり残っていない







あなた
……く、



体力だって、体が悲鳴をあげている



リヴァイ・アッカーマン
──!!!
 

ズズズズズズッ─────!!!!













ザッッッッ゛!!!!







独特の剣の持ち方







そして腕を駆け抜けて両目に刃を刺す










私の見てきたリヴァイ兵長だ









身体中をかっさばいて






手を










ザシュッ







ザッッッッ!!!!









シュッ゛








早くて











硬化する暇もなくて



















ミカサ・アッカーマン
!!!
 


腕が落ちた












うなじが空いた












ミカサがうなじにワイヤーをかける








リヴァイ・アッカーマン
─!よせッ!!!!
ミカサ・アッカーマン
うああああぁあああッ───!!!!



横から手が


ミカサ・アッカーマン
っあ!!
リヴァイ・アッカーマン
くっ、!!!





ザシュッ!!!!



兵長はミカサに降りかかる手を踏み、女型の口を裂いた










中にはエレンが















リヴァイ兵長は顔を歪めた、足を痛めたのか




ミカサ・アッカーマン
エレンッ!!!


リヴァイ兵長が素早くエレンを救出した

リヴァイ・アッカーマン
おい!ずらかるぞ!
ミカサ・アッカーマン
エレン…
リヴァイ・アッカーマン
多分無事だ、生きてる
リヴァイ・アッカーマン
汚えが…!!
リヴァイ・アッカーマン
もう奴には関わるな撤退する
リヴァイ・アッカーマン
作戦の本質を見失うな
リヴァイ・アッカーマン
自分の欲求を満たすことの方が大事なのか?
リヴァイ・アッカーマン
お前の大切な友人だろう









シュッ、シュッ……

あなた
あっ、ガス切れだ…
ミカサ・アッカーマン
私が背負う
ミカサ・アッカーマン
乗って
あなた
ごめんね、ありがとう





ガスもない、さらに身体中痛いからとても助かる









ミカサもエレンを見て一安心なのか冷静さを取り戻した










あなた
──?


あなた
……え?



















女型は泣いていた────────












絶望したように─────

























森を出て










そしてそこには調査兵が











そして多くの死体が









どうにも、とても疲れたのに休もうとは思えなかった


あなた
エレンはまだ寝てるよ



ミカサがエレンの様子を見に来た

ミカサ・アッカーマン
……うん












たくさんの死体









中には右手に噛み跡が残っていた人も

















遺体を荷台に積み重ねて、やがて出発した











壁内へと向かう












私は補給班の荷台に遺体と共に乗せてもらった





















︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
巨人だッ!!
 



︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
ダメだッ!!追いつかれる!!
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
俺があいつの後ろに回る!ひとまず気を逸らしてその隙にお前は!
リヴァイ・アッカーマン
やめておけ
リヴァイ・アッカーマン
それより遺体を捨てろ、追いつかれる
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
し、しかしッ!




遺体を捨てる─────









あなた
遺体を、捨てる──────?
リヴァイ・アッカーマン
遺体を持ち帰れなかった連中は過去にもごまんといた
リヴァイ・アッカーマン
そいつらだけが特別なわけじゃない
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
やるんですか?
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
ホントにやるんですかッ!?
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
……っ、

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
やるしかないだろうッ!!!


ドンッ!!
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
くっ、くぅぅ…!!



ドンッ!!







ドンッ!!!






︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
いいぞ、そのまま進めッ!!

































︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
今朝より数が少なくなってないか?
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
かなり減ってるなぁ
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
今回も酷いなあ
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
朝から叫び回って出てったと思ったらもう帰ってきやがった
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
何しに行ったんだ?
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
さあな
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
まあしかし、こいつらのシケたツラから察するにだな
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
俺らの税を ドブに捨てることには成功したらしいぜ
あなた
うっさいッ!!!黙れ黙れ黙れッ!!!!
あなた
何も知らないくせに!!!こっちがどんな思いで戦ってきたか分かんないくせに!!!


ペトラさんもエルドさんもオルオさんもグンダさんも犠牲になった兵士も





あなた
犠牲になった人を無駄みたいなこと言ってんじゃないよッ!!!!
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
なんだあの女…
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
アイツ、確かトロスト区の時、まだ訓練兵だったのに巨人をたくさん倒したやつじゃ…?
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
まあ調子乗りてぇよな、活躍したんだし実際さ
あなた
ちが…!!






そんなんじゃない











なんで分かってくれないの?










なんで行くだけ無駄みたいなこと言うの?










なんで死んでしまった人を無意味だったように言うの?




















なんで───────














︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
子)かっけー!すげえよ 調査兵団!
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
あんなにボロボロになっても戦い続けるなんて!











なんて複雑な気分だろう













私が欲しかった言葉はこれなんじゃなかったの













無意味だったように言う大人も












純粋な目を向けてくる子供も























どんな目を向けられようが













この気分が少しもマシになるわけじゃなかった













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