第7話

桜霞那義 過去編⑤
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2024/05/16 14:39
…………………………
那義
はあ………これが、桜の呼吸…
桜紅萌燈華
では、私は、任務がありますので、体が覚えているうちに、復習しておいてください。
那義
はい、ありがとうございました。
桜紅萌燈華
あ、そうだ。弟に稽古をつけてもらうと良いですよ!
桜紅萌燈華
憂!那義の相手をしてやってください!
桜紅萌憂
…………
桜紅萌燈華
屋敷の留守と、那義を頼みましたよ。
……………………………
桜紅萌憂
僕は、憂(ゆう)。階級辛で、まだまだ新米だけどよろしくね、那義くん。
桜紅萌憂
君は凄いね!たった1年で鬼殺隊に入ったんだよね、僕なんか、代々剣士の家系なのに、桜の呼吸を全部習得するのに、7年ぐらいかかっちゃってさ。
那義
桜の呼吸、死んでも習得しないと。
桜紅萌憂
僕は、君に理論的な部分しか教えられないから。
那義
桜紅萌憂
姉さんには内緒だよ。
那義
いえ、教えてくださるだけでも力になります。
桜紅萌憂
姉さんは元気そうだけど心臓が悪いんだ。
桜紅萌憂
だから、僕達は、君に受け継いでもらわないといけない。
那義
師範との約束は絶対に果たしますよ。
桜紅萌憂
君は才能があるから、きっとすぐ習得できる。できるだけのことはやるつもりさ。
那義
ありがとうございます。
桜紅萌憂
じゃあ、これからよろしくね。
そして、桜紅萌姉弟との鍛錬が始まった……

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