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私は全体に広がる夜空の星を見上げる
手を伸ばすが掴んでるようで、掴めない。
こんな風にまた、大切なものを手放してしまうの?…
1人は嫌だよッ…
私は瞳から雫を流しながら床に崩れ落ちて座り込む
暖かくて、落ち着く声、昔から聞いてきた声
もぅ……なんでこんな時に限って…
私の前に現れちゃうの…?
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リョーマ視点
ムシャクシャして堪らない
何、これ…胸が痛い?…苦しい?刺さる…?
ズキズキ……する。?
意味分かんない……けど
初めてじゃない
病気…、違う……思い出すだけで頭ん中がやばくなる
多分あの時思ったからだ、
もし、美月が他の…誰かのものになったら
て思ったら、頭ん中が真っ黒になって…
嫉妬
俺はその感情にきずいた瞬間、めっちゃ恥ずかしくてたまらなかった
けど…それと同じぐらい、いや何倍も嬉しかった
俺は感情が落ち着いて外にでる
夜中なのに星のせいで空が明るく見える
そんな空間から何かが倒れる音
俺は音がした方に向かった。
そして俺は驚いた
その倒れた音の正体が美月だったからでもある。
けど、もう1つ驚いたのは、美月の周りが青く光っていたからだ。
その光に覆われた美月がいつもよりとても可憐で美しかった
だけど…俺はその美月の表情を見た瞬間
口の中にニガミが広がった
俺がそう言った瞬間、美月は俺をぐっと抱きしめた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。