前書き
※前作の話から2週間後の展開です。カケラはあと一つで立方体になります。これを忘れずに読んでください。あと今回は、夢主とシキヤの目線で物語を進めます。※
あなたの下の名前side
今日は、朝から雨が降っている。
シキヤは馬車の奥の方で寝ている。
私はある一つの武器を見つめていた。
どの武器も使ってはいるが、この武器だけは二回目以降の使用頻度が高い。あと、何故だろう。この武器を持っていたりすると、胸がドキドキするのだ。
日記に書いてあるなら知りたい。
するとあるページで手が止まった。
〇月✕日
今日、パレスに帰ったらあなたの貴方の担当執事が武器の手入れをしていた。いつも〇〇狩りで使っているその武器は、あなたの貴方の担当執事のところにあってこそその武器だと思う。
こんな事を書くなんてあなたの貴方の担当執事には、悪いけど私はあなたの貴方の担当執事の髪の色やその性格、その他のことを書くと、終わらないからこの恋心は、このページに綴る。
……私はあなたの貴方の担当執事のことが大好き。
最後の方は、相変わらず文字化けしていて読めなかったが『あなたの貴方の担当執事』この名前を見たとき、何故だろうか。私の目から涙が溢れていた。
あわてて、涙を拭うが止まること失く溢れていく。
そんな私を見て一匹の猫が近づいて来た。
どうやら、慰めているようだ。
シキヤside
朝から今日は雨が降っている。
あなたの下の名前は、馬車の前の方で武器の手入れをしている。
僕は寝たふりを、しながらある手紙を書いていた。手紙を書くのは、初めてのことで何を書いていていいのか分からないが、この手紙はあなたの下の名前に対する謝罪の手紙をこの手紙に書いていこうと思う。
手紙の大半が決まった
でも、最後の言葉が決まらない。
あなたの下の名前ヘ
この手紙を読んでいることは、あなたの下の名前の記憶が全部分かったことだと思うよ。
僕は、君の記憶の中にはいないけど君のことやあなたの貴方の担当執事達のことを知っている。
まず、謝りたいことがある。君と君の大切な人達を守れなくてごめん。僕は君達を守るべきはずなのに、逆に守られるなんて……。
こんな事を書いても、分からないよね。
僕は君が初めて僕の所に来た日を覚えているよ。なんなら、執事達が来たことだって昨日のことのように覚えているよ。
だって僕は、〇〇〇〇〇〇〇であるから一人ひとりのことを知っている。君の恋心も。
……僕が言えたことじゃないけど、君の思いを伝えた方がいいと思うよ。
じゃあね。あなたの下の名前。あなたの貴方の担当執事との恋を実らせて。
バイバイ。あなたの下の名前。もう、二度と会えないから。
貴方の相棒シキヤより
あなたの下の名前side
コロン
あなたの下の名前の近くに水色で透明なカケラが転がってきた。
それに触れた瞬間
フラ
ドサッ
何も無い空間
淡い恋心の記憶が流れ混んでいる。
倒れていたと、言っても3分ぐらいだけだが、いつも倒れた時にシキヤが声を掛けてくれるのだが…その声がない。
シキヤがいる方を向くが其処には
………誰もいなかった。
バサッ
ピラ
あなたの下の名前は、手紙を読む。
あなたの下の名前は記憶をほとんど取り戻した。
しかし、相棒を失くした。
残るは、失くした言葉だけだ。
あとがき
ここまで読んでいただきありがとうございます。今回はシキヤが居なくなるストーリです。夢主と会えるのは、二度とありません。
アンケートを採りたいのでアンケートに回答おねがいします。
また次回会いましょう。
アンケート
ロストワードの主人公の名前どうする?
名前を皆が付ける『夢主機能を使って。』
73%
僕が付ける『桜になる』
27%
投票数: 130票














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。