第18話

15話
228
2025/08/08 10:00 更新


基子
あなたの下の名前ちゃん、大丈夫?
あなた
ん?なにが??



今日は久しぶりに基子ちゃんに勉強を教えに来た



秀とは水族館の時以来なんとなく距離を置いてるし、あっちもそれを察してて少し気まずい



だからあまり来ていなかったけど基子ちゃんが心配でさすがに来た



基子
なんか、元気なさそうだったから……
基子
あんまり聞いていいかわかんないけど、お兄ちゃんとなんかあった?
あなた
…んー、ないと言えばないけどあると言えばあるかな
基子
それどっち  
あなた
…あった、のかもしれないけど
それ対して秀がどう捉えてるかわかんないから
あなた
あっちの捉え方によってはあるよね、みたいな?
基子
…むずかしい問題だね……
基子
…相手の考えてることって、わかんないもんね
あなた
ね、話さないとわからないなんてむずかしすぎる
あなた
……でも、そろそろ向き合わないとな
基子
…ッ!
基子
私は、この単元完璧だから、!
1人でも解ける、よ!!
基子
あ!お兄ちゃんに参考書貸してって言いたいなー……
あなた
…気使わせちゃった?  
あなた
……まぁでも、お言葉に甘えて
あなた
ごめん、ちょっと話してくるね
基子
…うん!






基子ちゃんに謝り、秀の部屋に向かう







そしてドアの前に立って深呼吸をして、ノックをした









あなた
…秀?


少しして、扉が開く


…ん、どした?
あなた
基子ちゃんが、参考書貸してほしいって言ってて…
あー、どれだろ結構あるけど…



部屋に戻っていく秀の後ろ姿を見て、入ったことがない部屋なので少し着いていくのを躊躇う


…入らないの?
あなた
……何気に入ったことないから、いいのかなーって
全然いいよ、つまらないけど
あなた
部屋に面白味は求めてないよ  



部屋に入って、なんとなく基子ちゃんに聞かれたくないという思いからかドアを閉める


あなた
…あのさ
んー?
あなた
ごめんね、水族館の時
…なにが?
あなた
最後ら辺、ちょっと冷たくしちゃったし、それからも……
……大丈夫だよ
気にしてないから



秀は参考書を探しながらで、私の方を向かない


嘘をついている気がして、秀に近づき頬を掴みこちらを向かせる


はえっ、な、なに……??
あなた
…ほんとに気にしてない?
……あ、
…気に、するでしょ
急に、あんな態度…
それに……
あなた
…それに?
…ずっと前から、そんな気はしてたけど
あの人のこと、好きなの?


驚きと、後ろめたいからか秀の頬から手を離す


あなた
……ッ私ってそんなわかりやすい? 
やっぱり
あなた
…わかってるなら余計ごめん、利用した
…利用?
あなた
…あの人のことね、諦めたかったの
あなた
でも離れることなんてできないし、離れたくない
あなた
だから、私に彼氏ができたって知ったら相手の方から離れてくれるかなって
あなた
ほんと最低、秀のことも巻き込んだしごめん
…そっか
……その人のこと、諦めれそう?
あなた
…わかんないけど、区切りはつけるつもりだよ
…そう、わかった
……がんばってね



秀はそう言って、本棚に視線を戻す



がんばってね、と言っても「いいよ」とか「許す」とかは言わなかった






























鬼滅の新作~

流行りに乗り遅れて1話から見ててハマっちゃった
超絶まったり書くと思うからよければ見てください!










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