琴平さん、早く探さないと…!
自分がただ悪く言われるのは別によかった。
でも今まで頑張ってきた仕事を
なかったことにされるのだけは
本当に嫌なんだ。
今回でわかった、琴平さんは
恋であっても仕事であっても
お互いライバルであり
勝つべき存在だということに。
—バンッ
いつも集まっている会議室へと駆け込む。
“私だけ”
この言葉に既視感を覚えた。
本当のローレンくんを
知っているのは私だけ、
誰にも知ってほしくない。
私だけ知っていたい。
そんなことを思っていたのは
私だって同じだったんじゃないのか。
琴平さんと私は似たもの同士だ。
ローレンくんに出会った時期が違うだけ、
関わり方が違うだけで
思っていることは同じなんだ。
でも、だからこそ私だって
—ローレンくんのことが好きだ
私は会議室を飛び出した。
溢れ出した思いも、涙も
全部ローレンくんに伝えたかった。
琴平さんだって誰にだって、
ローレンくんが好きって気持ちは
負けられない。
喫煙ルームにたどり着いた。
しかしそこにローレンくんの
姿はなかった。
好きだ、好きだ、
私はローレンくんが大好きなんだ。
一見薄情で人に興味なさそうだけど、
ほんとは誰もよりも相手のことをみてて。
お酒に酔ったらめちゃくちゃ素直で
可愛くて、煽ってくる割には
自分も照れ屋で。
どんな時も寄り添ってくれて。
そんなローレンくんが全部全部好きなんだ
行き場のない言葉が宙に舞っていく。
今はただこの思いが溢れて
止まらなかった。
—ガチャ
ああ、私はローレンくんのことが
たまらなく大好きだ。
本当にお待たせしました!!!
多忙な日々が続いておりました。
誰か応援してくれー😭😭💖












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!