第93話

きゅうじゅうに
6,922
2020/04/17 14:19







side:瀬戸(また自虐表現あるので無理な人は↩️)











ポタポタと私の腕から血が流れていく 。


もう喋る気力すらなかった 。


もうどうでもよかった 。死ぬ?いいよ 。


もうなに言われても心に響かない 。


そう思ってゆっくり目を閉じようとした 。


… 途端にドアがガラガラッと開いたんだ 。


入ってきたのは … SixTONESの 、京本くん?









































京本「 … はいビンゴ 、」



『 ……… 』



京本「 っ 、… やっぱ俺ら天才かもなあ 」












































私の腕を見て一瞬驚いたような顔をしたけど


何も言わず 、逆に変なことを言いながら


棚を漁る京本くん 。… ほんと変な人 。


棚からガーゼや消毒液を取り出して


テキパキと私の腕の手当てをした 。


… この人女子力高 。まあどうでもいいけど 。




















































京本「 さっきまでね 、西畑くんと
向井くんが2人でこそこそ変なこと
してたからみんな気になってたんだ 。
だから俺ら一丸になって対抗してやった!」



『 … 』



京本「 西畑くんがあなたちゃんを探しに行った時
好都合だと思ったんだ 。樹 、あ 、分かる?
SixTONESの田中樹に頼んで向井くんを
別室に移動させてその隙に作戦会議。先に
西畑くんが戻って来たから照にね〜?」



『 、、、』
















































私の腕に包帯をクルクル巻きながら


1人で喋ってる京本くん 。


どうやら全て作戦通りに行ったそうで 。


最後の仕上げに大吾とこーちゃんが来るらしい 。


まあどうでもいいけど 。


クルクル巻かれていく包帯をじっと


眺めていると勢いよく扉が開いた 。






































西畑「 あなたっ、、、は 、、、?!?!」



向井「 っえ?あれ?きょもくん?」



京本「 やっほー 」



『 … 』



西畑「 !あなた 、腕大丈夫?痛ない?」



向井「 … !」



『 … 』



京本「 ちゃんと消毒したから大丈夫 。
あ 、あと西畑くん 、照のこと嫌いに
ならないでね 。わざとだからみんな 」



西畑「 、、、は?」











































なんでこんな私をみんな必要としてくれるの?


だって私なんかが入ったら迷惑なはず 。


なのに助けてくれるのはなんでなの??


彼らのやりたいことは 、、、。





























京本「 3人とも 、
みんなで思いっきり事務所に牙むこう 」










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