...ここ、何処だろう。
「キャァァァァッッ!!!!」
、!...悲鳴、?
俺は悲鳴が聞こえた方へ向かった、
向かいながら俺はこの場所を見て思った、
ここ、学校だ。
大きい窓、長い廊下、そして沢山の教室。
俺は行ったことは無いけど、分かるものだ。
「ここ...だよね。」
悲鳴がした教室は扉が開いていた。
教室の中に入ると、まず1番に血の匂いが情報として
入ってきた。
その後、光景を見てみる。
「...何、これ、」
俺の目に入ったのは、血を流して倒れてる児童8人と
地面に落ちているメス、そして、
白い髪と指を少し赤く染めている、ルナだった。
俺の姿は見えていないのだろうか、
周りは全く俺を気に止めていない
「...ぁ...ぁぁ...違、僕、違ぅ、!!!!」
ルナはそう言って地面に蹲る
「ちょ、大丈夫、?」
彼女の傍に寄って行こうとしたその時、
「っ、!?」
足が何かに捕まって、動かない?
離せ、俺は行かないとなんだから。
彼女の傍に行かせて、そう強く願っても
俺の体は一向に動く兆しがない。
遠くから、サイレンの音がする。
それはまるで、彼女を地獄に落とすかのようだった。
「っ、犯罪者!!!」
周りで立っていた児童の一人がそう言う、
その言葉で、彼女の体は酷く怯えていた。
「っ、やばい、ルナ、!!!」
幾ら叫んでもそれは彼女に聞こえない。
警察が教室に入ってくる、そしてそのまま彼女を
連れていく。
「っ、あぁ...結局...お前らだって、!!!」
彼女がそう言ったところで、それは終わった
「紫音、さん、?大丈夫ですか、?」
...夢、か。それにしてはとてもリアルだったけど...
もしかして、あれって、ルナの過去...?
「大丈夫だよ、今何時くらい?」
俺は平然を装う。変に違う様子を見せても心配させる
だけだから、それは申し訳ない。
「今は...丁度配給の時間です。」
「もうそんな時間?結構寝てたんだね...一緒に行く?」
「はい、!」
今は、普通に接するのが正解だろう。
「あ、御子柴さん、今日FPSしません?」
「おk、11時行けるか?」
「行けますね、僕の部屋来ます?」
「行くわ、環境良いし。」
...なんかいつの間にか、めっちゃ仲良くなってる...
やっぱ年齢近いとそんなもんなのかな...
...そんなことよりも、あの夢のことを考えないと。
あの夢がもし本当なら、あの子は相当何か事情がある筈。
家庭内のだけじゃない、もっと、別の。
...虐め?...いや、あの子は虐められるような子じゃない。
妬みとかだったら有り得るけど...
それを買うような子にも思えないんだよな...
...いや、もしかして家庭が理由で、虐められたのか?
医者一家というものは他人から見たら輝かしく
羨ましいものだ。それを彼女は良い物じゃないという。
もしかしたらその医者一家という重圧が、
彼女を苦しめていたのかもしれない。
でもそれは、他人からは分かりもしないものだ。
他の目で見たら将来も約束されていて、
裕福な家庭でしかない。
それで良い物じゃないって言われると、
他の人からしたら自慢に聞こえるのだろう。
...俺からしたら意味わかんないけど。
なんで偏見だけで決め付けて知ろうとしない?
...本当に意味がわからない、
「...紫音さん、?ご飯全然食べてないですけど...」
「あ、うん、そうだね、」
「体調とか悪かったり...」
「大丈夫大丈夫笑」
ダメだ、心配かけさせてる...食べよ、
「にしても、いつの間にそんな仲良くなったの?」
「俺とか?」
「そうそう、ゲーム一緒にやるなんてさ〜、」
「コイツがやってんの見たんだよ、偶々。」
「へぇ...え、いつ?」
「さっき。」
「さっき...ってもしかして...」
「お前が寝てる時だよ」
...最っ悪...
「はぁ...まぁ楽しんだら?犬飼にバレないようにね」
ルナにまで被害行って欲しくないし...
「ご馳走様、君のも置いてこようか?」
「良いんですか、?お願いしますね」
ルナの食器類をトレイごと預かる。
「ありがとうございます、紫音さん、!」
「...うん、当然だよ、これくらい」
...ずっと、それぐらい明るくいて欲しい。
それで、あんな過去のこと、忘れてくれないかな
...なんてね、トラウマを忘れられないことぐらい
分かるよ、幻影ラッパーだし。
...でも、
「あんな過去関係なくなるくらい、ちゃんと過ごして欲しい、」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!