とても、ゆっくりに感じた。
横から迫り来るトラック。
走馬灯みたいに色んな景色が頭に浮かぶ。
奏叶も、こんな気持ちだった?
俺が奏叶のとこに行くのはあと80年先って、
決めてたのに。
あー。避けれないわ。
ごめんなさい。ヤマさん。甲斐くん。関田さん。
龍神のみんな。
俺、迷惑かけてばっかりだった。
……迷惑かけてたけどさ。大好きだったよ。
キーィッ
ドンッ
すみませーん!救急隊です!
避けてください!
ーーー電話
〈関田side〉
水無瀬が信号無視のトラックに轢かれた。
正直、まだ気が動転している。
俺は今、どうしてあげるべきなんだろうか……













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。