あなた:『』
kyng:「」
〜〜〜
『あ、おかえりなさい』
「……ただいま」
ヒーローの仕事とは別に、詳しく教えて貰えてないけど
大変な仕事があるらしくて
ここ最近のruくんはとても疲れている様子だった。
『お疲れ様、お風呂入ってくる?』
「うん…ん~~~…」
『おっ、とと』
曖昧な返事をしながら、もたれかかってくるruくん。
(めずらしい…相当お疲れなんだな)
「……」
無言で私の肩におでこを押しつけてくる。
(このまま寝ちゃいそう…)
そうなっては困るので一か八か、声を掛ける。
『ruくん』
「ん…」
『お風呂、一緒に入る…?』
「ん……んん…?」
「んぇ!?」
少々ラグがあったけど、目は覚めたらしい。
「え…いいんすか…」
『最近疲れてるでしょ?背中流すくらいなら私にもできるから。』
「よっしゃあ!じゃ、早く行こうぜ」
『え、元気じゃん』
「いやいや、ちょー疲れてるって」
「俺のこと、世話してくれるんだろ?」
そう言って不敵に笑う彼。
飢えた狼の様な視線に、体が強張ってしまったけど
そんなのお構い無しに私の手を引いてお風呂場に向かうruくんだった。
kyngこんな感じだといいなぁ…現金な感じ…
にわかなので書くのムズい
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。