再びの夜の時間が迫る
怪盗キッド=快斗
という一見ありえないはずの定義が、
私の中ではどんどん立証されていく
だが、頭の整理はまだ追いついていない
あなたの下の名前のやつ、やけにすんなり入れてくれたな〜
4歳の頃にであったあなたの下の名前の瞳は
まさに穢れなど知らない
幼いながら彼女に惹き込まれ、魅入った。
そりゃ知ってるし、あるよね、快斗だもん
知ってるに決まってる。
ドジですぐ見栄張って、可愛くて
褒めたらすーぐてれるし
ドジの癖して困ってるひといたら絶対助けるし
咄嗟に助けてくれた時もあるけど
あなたの下の名前はまじでただのイケメンだったし
すっげぇ子供っぽいのに、
オシャレして大人になりやがったし、
ちょーぜつスタイルいいし。
下着が俺好みだし。
なのに下心では見れねーし
しばらく呆然といている。
ぼっと言う音ともに私の顔が赤くなるのがわかる
ダメだ、私が怪盗キッドが快斗って分かってるから
私がものすっごい照れてしまう。
逆に利用されてるか疑うレベル…
そんな顔も愛おしい
見惚れてしまうほど綺麗な顔
すぐ表情にでる子供の素直さ
そして今日の下着は純白。
そういい照れながら目を逸らす
大好きな彼はいま目の前で私を大好きと言ってくれている。
もう告白したい、
けど、
もうちょっと
幸せを噛み締めたい
一言彼は言い、私の頬に手を添えた
キスするほどの距離で見つめ合う
瞬きをすれば、奪われそうなほど
もし、もし今目をつぶってしまえば…
きっと彼と私は
そんな顔されたら抑えられねーよ。
怪盗キッドの紳士って設定忘れそーになったわまじで
と、言い私の手の甲に唇を預けた
と彼の袖の裾を少し引くようにして止めた
あなたの下の名前、まて、これ以上いると本気で俺を抑えれる気がしない
なるべく早く要件を…
と冗談めかしに笑う彼女
お、おおおお落ち着け、俺。
これは誘ってるんじゃない。分かってるけど…
それ、俺以外にすんなよ。
まじいつか男に襲われっかんな
付き合ったらすぐ俺が襲ってやる。
待ってろあなたの下の名前。
彼は不敵な笑みを浮かべ、星空に消えていった
そんな彼の笑顔に
『今日も私は恋に落ちる』
今度快斗にデートとか誘ってみようかな、
告白のチャンスあるかもだし…
逆にしてくれるかもだし…。
ピコン












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。