今日も晴れてていい天気だ。ペリドットから紙の乾燥をやるから手伝って欲しいと言われている。その後はルチルと白粉作りだ
フォスは新しい仕事に一応は取り組んでいるみたいだ。みんなに新しい物がないか聞いて回っているらしい
なんでか知らないけど、フォスはシンシャに頼りたくないらしい。まぁ、僕もあんまり話したことは無いけれど
フォスは新しい仕事である博物誌が好きじゃないらしい。「もっとカッコイイのがいい!」って。
仕事にかっこいいも悪いもないのにね。
2人で湖をふよふよ泳ぐクラゲを見つめる。これくらい体が柔らかかったら硬度がどうとか気にしなくても良さそうだな…
一気に仕事が増えたので、立ち上がってまずはペリドットについて行くことにする
フォスはクラゲを見つめたまま、拗ねたみたいにこっちを向かない
クスッと笑って手を振ると、渋々ながら手を振り返してくれた。
ペリドット達はちょっと呆れてたけど、僕は気にせずに仕事に向かった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。