喧嘩の後、あなたは城の自室で静かに座っていた。
涙で濡れた頬を手で押さえ、心の中で自問する。
(……こんなこと、言ったら……ぷりっつ様は…… でも、もう隠せない……私のせいで……)
ため息とともに、ドアの向こうから静かに声が聞こえる。
「あなた……話せるか?」
ぷりっつが室内に入ってきた。
喧嘩のときの荒々しさはなく、でも目には決意が宿っている。
「……ぷりっつ様……」
あなたは震える手で床に置かれた手紙のようなメモを握りしめる。
その目には恐怖と覚悟が混じる。
あなたは深く息を吸い、ぷりっつを見つめる。
「私……呪いを持っているの…… 心から愛する人ができたら、100日後にその人を殺してしまうか、
私が消えてしまうか……どちらかになるの」
ぷりっつは一瞬言葉を失う。
胸が締め付けられ、視界が揺れるような衝撃。
「……消える……?殺す……?」
「そう……怖くて……だから、近づいてほしくなかった……
でも……近くにいたくて……どうしても、逃げられなくて……」
あなたは涙をこぼし、膝に顔を埋める。
ぷりっつはそっと膝に手を置き、震える手で彼女の肩を支える。
ぷりっつは深呼吸し、目を閉じてから力強く言った。
「……呪いがあるからって、君を放っておくわけにはいかない。
どんな結果になろうと……俺は君を守る。君と一緒に、100日間を生きる」
あなたはその言葉に驚き、顔を上げる。
目には涙と戸惑いが混じるが、少しずつ安堵の色も見えた。
「……本当に……?」
「本当だ。怖くても、君を一人にしない。
逃げてもいい、泣いてもいい。 でも、俺はそばにいる。絶対に離さない」
ぷりっつの手はあなたの手を包み込み、温かさと覚悟を伝える。
庭園での喧嘩やルルの忠告、恐怖と葛藤のすべてが、この瞬間に重なる。
互いの呼吸、手の温もり、視線
――それだけで伝わる感情。
恐怖を抱えつつも、ぷりっつに心を預ける決意
呪いを知りつつも、愛と守る覚悟を胸に行動
しばらく沈黙が続き、夕陽が二人の影を長く伸ばす。
その沈黙は言葉以上に、互いの心を繋げていた。
あなたは小さく頷き、ぷりっつの手を握り返す。
泣きながらも微笑むその表情に、ぷりっつは胸が熱くなる。
「……わかった、そばにいる……」
二人は初めて、互いの気持ちと呪いを真正面で受け止めた。
100日間という時間が二人の前に広がる。
甘く、怖く、でも確かに愛のある時間が、ここから始まる――。
ぷりっつ王子のキャラ迷走中…
関西弁抜けてるし🙄












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。