第19話

2人の時間が
157
2026/01/03 11:22 更新



喧嘩の後、あなたは城の自室で静かに座っていた。




涙で濡れた頬を手で押さえ、心の中で自問する。



(……こんなこと、言ったら……ぷりっつ様は……
 でも、もう隠せない……私のせいで……)



ため息とともに、ドアの向こうから静かに声が聞こえる。



「あなた……話せるか?」



ぷりっつが室内に入ってきた。




喧嘩のときの荒々しさはなく、でも目には決意が宿っている。



「……ぷりっつ様……」



あなたは震える手で床に置かれた手紙のようなメモを握りしめる。




その目には恐怖と覚悟が混じる。




あなたは深く息を吸い、ぷりっつを見つめる。



「私……呪いを持っているの……
 心から愛する人ができたら、100日後にその人を殺してしまうか、
 
 私が消えてしまうか……どちらかになるの」



ぷりっつは一瞬言葉を失う。




胸が締め付けられ、視界が揺れるような衝撃。



「……消える……?殺す……?」



「そう……怖くて……だから、近づいてほしくなかった……
 
 でも……近くにいたくて……どうしても、逃げられなくて……」


あなたは涙をこぼし、膝に顔を埋める。




ぷりっつはそっと膝に手を置き、震える手で彼女の肩を支える。




ぷりっつは深呼吸し、目を閉じてから力強く言った。



「……呪いがあるからって、君を放っておくわけにはいかない。

 どんな結果になろうと……俺は君を守る。君と一緒に、100日間を生きる」



あなたはその言葉に驚き、顔を上げる。




目には涙と戸惑いが混じるが、少しずつ安堵の色も見えた。



「……本当に……?」



「本当だ。怖くても、君を一人にしない。

 逃げてもいい、泣いてもいい。
 でも、俺はそばにいる。絶対に離さない」



ぷりっつの手はあなたの手を包み込み、温かさと覚悟を伝える。




庭園での喧嘩やルルの忠告、恐怖と葛藤のすべてが、この瞬間に重なる。




互いの呼吸、手の温もり、視線



――それだけで伝わる感情。



恐怖を抱えつつも、ぷりっつに心を預ける決意



呪いを知りつつも、愛と守る覚悟を胸に行動



しばらく沈黙が続き、夕陽が二人の影を長く伸ばす。




その沈黙は言葉以上に、互いの心を繋げていた。




あなたは小さく頷き、ぷりっつの手を握り返す。





泣きながらも微笑むその表情に、ぷりっつは胸が熱くなる。



「……わかった、そばにいる……」



二人は初めて、互いの気持ちと呪いを真正面で受け止めた。




100日間という時間が二人の前に広がる。




甘く、怖く、でも確かに愛のある時間が、ここから始まる――。






ぷりっつ王子のキャラ迷走中…
関西弁抜けてるし🙄

プリ小説オーディオドラマ