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第3話

蘇る魂
32
2022/01/10 19:12 更新
僕
うっ...ここは...?
シュウト
シュウト
おい!誰か返事をしてくれよ!
瓦礫の向こう側からシュウトさんの声が聞こえる
僕
シュウトさん!無事ですか!
シュウト
シュウト
あぁ、だが瓦礫が凄くてそっちには行けねぇ!
シュウト
シュウト
こっちに上に行けそうな階段があるんだが、さっきの揺れで足をやっちまってな...
僕
そうですか...
カナコ
カナコ
ミィツケタァァ
瓦礫の向こう側からアイツの声が聞こえた、。
シュウト
シュウト
ぎゃあああああ!!
シュウト
シュウト
やめろ!くるな!くるな!
シュウト
シュウト
来るなあぁああああああああああああぁぁぁ!!
カナコ
カナコ
ウヘヘヘ、ウヘヘヘ
シュウト
シュウト
ぎゃあああああああああああああぁぁぁ
僕
シュウトさん...?シュウトさん!!!
僕
死んでしまったようだ...
僕
よく見ればこっちにも道が続いている...?
僕
行ってみよう。
僕
ここは...屋上...?
僕
!!ユメさん!
ユメ
ユメ
........
僕
生きてたんですね!
ユメ
ユメ
あたし....全てを思い出したわ...
僕
え?
ユメ
ユメ
ここは潮之海総合病院を時空の歪みで歪めたものだった
ユメ
ユメ
それで...私はここに来る前に潮之海総合病院に入院していた。持病の治療で...
ユメ
ユメ
それであたしは
ユメ
ユメ
死んでしまったんです...
僕
え?
僕
もしかして医療ミスとかで!?
ユメ
ユメ
恐らく
ユメ
ユメ
それで最愛の人に見守られながら...あたしはこの世界に迷い込んだ...
僕
ユメ...三倉ユメ...!?
僕はこの一瞬で全ての記憶が蘇った
僕
三倉ユメ...!!低学年の僕と付き合ってくれたあの三倉ユメ!!
僕
そして....
僕
僕の名前...僕の名前は...
僕
「檜山修助(ひやましゅうすけ)」
ユメ
ユメ
檜山くん!!
ユメ
ユメ
あたしも全て思い出した!
僕
あの後僕ショックで廊下を歩いてたら足を滑らせてちょうどそこにあった机の角に頭を打って...僕も死んだんだ...
僕
それで医療ミスをしたカナコさんや親友のシュウトを巻き込んで、僕がこの世界を作り出してしまったんだ...
ユメ
ユメ
そんな...
僕
全ては僕が悪いんだ...僕がユメや友人を巻き込んでこんな事になってしまったのだから!!
カナコ
カナコ
あたしも全てを思い出した。
カナコ
カナコ
あたしはあの後医療ミスをしたことがずっと脳から離れなくて手術室にあったメスで自らの首を切って自殺したんだ...
カナコ
カナコ
それでこの世界に迷い込んだ私は長い間人と会話しなかったからか、理性を失い、ここに来る人々を襲い続けていたのかもしれない...
僕
カナコさん...
僕
僕も、関係ない人を巻き込んでしまって申し訳ありませんでした。
カナコ
カナコ
君の友人であるシュウトくんはもう死んでしまった
僕
え?
カナコ
カナコ
私が記憶を戻した頃には私が持っていたナイフで切っていたんだよ
カナコ
カナコ
本当にすまなかった...
僕
いいえ、大丈夫です。
シュウト
シュウト
みんなで行きましょう。天界へ...
僕
シュウト...
シュウト
シュウト
俺もずっと記憶がなかったんだが...お前が病院内で死んだことを聞いた時涙が止まらなくて、部屋の中で気絶してしまっていたんだ。そしてこの世界に巻き込まれて殺された...
シュウト
シュウト
でも、誰も悪くないんだ...
僕
みんなで天界へ行きましょう
カナコ
カナコ
はい
ユメ
ユメ
はい
シュウト
シュウト
ああ
僕
さようなら。
失われた魂。
〜完〜

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