あなた『所詮は兵器?じゃぁあたしらにとっちゃぁ』
「実験体にすぎないね!」
それじゃぁ!あたしはこれで!そう言ってあたしはノーマルスーツも捨てて逃げた。
……マッパではなく,ちゃんと服は持ってきてた(
あなた『いらっしゃいませー!本日はどのようなご希望でしょうか?』
災害が終わったあと,東京は復興作業に見舞われていた。
そんな中オープンしている美容室『ナズナ』。
あたしは見習い生として勤務していた。
あなた(どうせあたしのことなんか)
探していない。
探しているとしても鳴海ぐらいだろうし,防衛隊に見つかったらきっと解剖かなにかされて調査をするだろう。
功長官が怪獣8号にやったように……
『!!ねえあなた!あれって!』
あなた『え,何々……oh,終わった』(
同期が驚いた方向を見ると,そこには隈が酷い保科副隊長がいた。
襟足が伸びていて,髪も相当傷んでいるように見える。
『あなた,お客様のカットモデルの許可が出たわ。やってきなさい』
あなた『え?』(
カットモデルになるとか草(
あなた『いらっしゃいませ。保科さん本日はどのような希望でしょうかね』
保科『せやな……襟足刈り上げて……あっこんな感じでお願いしてくれへん?』
と見せてきたのはあたしとオフの日に出かけた写真だった。
あなた『かしこまりました!ところでその写真にいる女性は彼女ですか?』
わざとである(
保科『……今も好きやねん。やのに,どこに行きおったん?』
ヮ(゚д゚)ォ……後ろに張本人いるんですけど(
あなた『……それではカットしていきますね』
保科『おん頼むわ』
逃亡してから半年が経つ。バッサリ切った神は切る前よりも少し長くなった。
だから今はツインテールで通っている。
……この年でツインは本当にきつい(
あなた『ど,どうでしょうか?』
今まで思ってたのと違うって言われてきた。あたしは……また言われるのかな。
逆にそっちを期待しちゃったんだ。
保科『なんや綺麗やん。さすが僕の近くにおっただけあるわ』
『さすがアホ部下やな』
あなた『!?』
保科『やっと見つけたであなた。強制連行や』
あなた『えっちょ待っ!柊木さん!』
『ごめんなさいね』
裏切り者~!(