『おはよー!』
と、元気な挨拶が聞こえてくる
お互い挨拶を交わしたあと、だらだらとどうでもいい話をする
すると、『あなたさん』、と男の子から話しかけらた
たしか……1組のバスケ部のこ……?かな、
うろ覚えな自分の記憶を頼りに誰だったかを思い出す。あ、吹部だったけ…
『あの、放課後!』
男の子が話しだした瞬間
クソデカボイスで名前を呼ばれた
この人たち……ほんとにさ、、、
後ろから抱きついてきた治先輩の手に自分の手を重ねる
どうしたもんかと困る私とあからさま戸惑っている男の子
『あ、えと、あなたさん!また後で!』そう言うとすぐに何処かに行ってしまった
行ってしまった
絶対に嘘だニヤニヤが隠せていない
『なんでもないんよ〜』なんて言って結局聞けなかった……あんなにはぐらかすなんて、もしかしたら聞かないほうがいいことなのか、それとも聞かれたくないことなのか、どちらにせよ、今はやめておこう、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。