カッカッと音をならすが何も無く誰もいない一人だけ…
だがそこに蛍の光のようなものが一つ目の前に落ちてきた。
マイナス思考になって涙が止まらなくなって、さっきまで動いていた足はとうとう力がはいらなくなってその場に崩れ落ちた。もう自分がなんなのか分からなくなった頃には過呼吸になり意識が朦朧として横になった。帽子が一緒に落ちた時にさっきの光が中に入った。するとその光から水心子と清麿の声が聞こえてきた
帽子を掴み光に触れると暖かくて、優しい風が吹いて来た。とじていた目を開けるとそこにはトルコキキョウやダリア、白いアネモネ、ガーベラなど沢山の花が咲き乱れていた。その全ては自分に向けられた花言葉ばかりに思えた。
涙を流しながらそう呟くと目の前の景色変わって和室の天井になっていた。
涙をひとしずく流してかすれた声で一言話した
体を動かしたいがなかなか言うことを聞かず、だが上半身は頑張ったら動くため起きあがった。
そんなことを話していると廊下の方から声が聞こえてきた。
苦笑いになりながら感謝を伝えた
会話が終わると、ドタドタと廊下の走る音が近くから遠くへ消えていった
襖が開いているため外を見てみると最初に見た景色とは真逆の色で溢れた庭が見えた。
短刀の子達が皆んなで鬼ごっこをしていたり、桜が満開に咲きひらひらと綺麗に舞っていたりその光景は一言では表せないほど輝いて儚く見えた。
三人の目にはこの世界、今生きている歴史が輝いて見えた。

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!