♯15 厄介岩石
🐰※回想です
あの日のことを思い出すと
嫌なことしかない
イリノとして活動してきて
社交会にもだいぶ慣れてきたときだった
顔が真っ赤でふらふらのその人に
俺たちは挨拶をしていた
酔いすぎたのか なんなのか
俺のことをずっと睨み付けてくる
覚束ない足取りで人の間に消えていく
ケラケラと笑いながら話すファンヒョンジン
俺を置いて行かないで!と
デカい声で叫ぶヒョンジンに
酔ってるのはお前だろう、と内心ツッコむ
…
会場を出ようとエントランスまで行くと
なんだかざわざわしていた
知りもしない男たちに囲まれた
酔っ払い女
助けるなんてするわけもなく
自己管理を怠った彼女が悪い
無視してエントランスを抜けようとしていたが
突然の大きな声に止まってしまった
男たちをかき分けながら
俺の右腕に抱きついてくる
俺の腕をぐいぐいと引っぱりながら
建物をあとにした
……
♡×50→next















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。