【教室】
俺は硬い机の上で目を覚ました。
どうやら長い時間眠っていたようで、やけに身体がダルいし、思考もうまく働かない。
どうやってここに来たのか?どうして眠っていたのか?考えようとしても頭が痛くなるばかりで、上手く思い出せない。
そんな異様な状況にただ困惑していたその時……
『バァァァアーーン!』
突然、教室に轟音が響き渡った。
慌てて辺りを見渡すと、教室の隅に扉が外れたロッカーがあった。さっきの音は恐らく、ロッカーの扉が床に叩きつけられたことによるものだろう。
そして、恐る恐るロッカーの中を除くと……
俺は再び、大声を出すことになった。
なぜなら、ロッカーの中に一人の少女が佇んで居たからだ。
女はそんな訳の分からないことを叫びながら、俺に抱きついてきた。
必死に振りほどこうとしたが、華奢な身体のどこにそんな力があるのか…女の身体はビクともしない。
しばらく攻防を続けていると、ようやく俺の身体は解放された。

これも時代の進化ってヤツなのか…。それにしても、こんなに人間そっくりなロボットは初めて見たな。
…いや、そんなことはどうでもいい。コイツに聞きたいことは沢山ある。
難しいことはよくわからないが……少なくともコイツが全ての元凶、と決めつけるのはまだ早そうだ。むしろ、コイツも俺と同じ被害者なのかもしれない。
つべこべ言わずにって…。まあ、俺を最重要保護対象とやらにしているみたいだし、何かあれば守ってくれるかもしれない。
正直言って怖いけど…俺がどうしてこんな所に居るのか知るためにも、コイツの正体を知るためにも……
行動しないといけないよな。
《 “ルミナ”の絆のカケラを手に入れた!》
ついに始まりました!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!