第39話

当たり前は当たり前に消える
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2024/04/12 23:19 更新
なろ屋side







人にはいつか死が訪れる







あなたはその訪れが他の人より早かっただけ









必死にそう思おうとしていた








でも涙は止まることを知らなかった














当たり前にいた人は








これからも









この先も










ずっとずっと












一緒にいることができる
















そんな根拠もない妄想を僕はずっと抱えていた









でも

 






違った










当たり前にいた人は













当たり前にいることができなくなるのが普通で















人にはいつか別れが来る








なろ屋
なろ屋
あなたッ……?
 





その別れは誰しも経験することであり


















深く心に傷をいれる












残された誰かを深く悲しませる









なろ屋
なろ屋
ッ……








彼女はきっと












そんなことをとっくの昔に知っていたんだ










 


だから僕たちと距離を取った












彼女にとって大切な人には“死”を見せたくなかった
















葬式には僕たちだけでなく、沢山の人が来ていた





活動仲間の人





あなたの叔父さん




友だち










あなたが愛されていたとわかるには

 


十分過ぎた
なろ屋
なろ屋
ッ……愛されてたんだねッ……あなたはッ……






“そうなんだよ、私、愛されていたんだよ”








そんな言葉が聞こえるようで僕は静かに目を瞑った






 






愛されていたあなたが死んだ、という事実を当たり前にするために







♡110  ☆15  超えました!



皆さん、本当にありがとうございます。


物語もクライマックスを迎えましたが、皆さんのお陰で私のモチベーションも下がらず、ここまで小説を書くことができました!



あと少しでこの小説も終わりですが、最後まで楽しんでくださると幸いです。


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