第20話

任務④
84
2024/02/27 07:53
mh-tki
改造幕 マスタースパークっ!!
広範囲のビームのような何かが武器から放たれる。
gs-ny
!?
cyk
ひえっ!?
bng
…何だよ、これ…
普通じゃ避けれない様なビームだった。
gs-ny
…仕方ない、テレポートするしか…
mh-tki
何してるの、そこのピンク髪?
gs-ny
っ、私はグサーニャですっ!!
mh-tki
どっちでもいいんだけどな。
少しだけ、魔法使いの声が暗くなった。
gs-ny
ヒッ…
その時も、魔法使いは隙を見逃さなかった。
mh-tki
拘̶̳͇͍̭̳̰̦̥͍͔̥͇͕̫͈̙̪͇̪̰͓͉͓͇͆͐͊̋̽̌̌̽́̀̈̆̒̈̈́͐̆̅̏́͑̋束̷̝̮̦͈̮̤͈̜̤̟̫̠̝͑̈́͑̉͌̊̄͋̔̊̀́̇̀͂̂̉̉̅ͅͅ魔̵͚̟̙̠̩̮̗͈͎̗̗͖͇͎͇͍͖̓̍̄̏̄̓̈́͗̊͌̔̎̓̃̈͑͑́̅̃̂̍法̴̙̲̥̫̜̞̲̳̯̘̪͖͌͗́̆̀͑̈̌̑͛͑̐͒̒́̍̚ͅ
bng
グサーニャっ!!
cyk
グサーニャさんっ!!
mh-tki
安心しなよ、この紙の中に閉じ込めただけだ。
cyk
っ!その紙っ…どこかで…
mh-tki
何だ?
cyk
…確か、前世で…霊夢さんが使っていたような…
まだあの頃の記憶はある。ゆっくり実況を始めるために東方のキャラ設定をじっくり見た事を覚えていた。
mh-tki
はっ…?どうしてその名前を…
cyk
貴方も、姿がだいぶ変わっているけれど…本当は魔理沙さんなんじゃ…
mh-tki
うるさいっ!!私はっ…私…は…?
bng
今だっ、ちゃあこっ!!
cyk
はっはい!!
そんな事を言っていた時、急に後ろにあったビームが動き始める。
cyk
ひえっ!?
mh-tki
さっきまでビームを止めてあげてたのに、動き出しちゃったね〜、さて、どうしたもんかなっ…
その魔法使いは、平然とした顔をしているが、動揺を隠しきれていないみたいだった。
cyk
(どっ、どうやって避けたら…?)
まあ、あれは避けないと即死だろう。素人の私でも分かる。
でも、能力はいまいち使えないし…
bng
透明化ではどうにもならないし…ちゃあこの能力さえ使えれば…
cyk
あ…
そっか、私…『お荷物』なのか。
ただの、無能だ。
皆さんの恩恵でここに居させてもらって、ミゾノさんの能力も戻せてないし…最初に会ったあの子も分からない。
ここに二次元だったはずの魔理沙さんらしき人がいる理由も分からないし…
分からない事だらけだし、迷惑しかかけてない自分が能力を使えないなんて言う資格ない。
まだ決まってもいないのに。
cyk
能力っ……
bng
ちゃあこ…?
mh-tki
悪あがきも大概にしといた方がいいんじゃないか?
自分に対する無力さ故、怒りと憎しみが湧いてくる。
cyk
能力っ!!魔法を無に還せっ!!!
ほぼ命令口調で、私は全ての感情を溢れ出すようにして放った。
mh-tki
っ、魔法がっ!?
魔法は、いつの間にか忽然と消えていた。
bng
隙あり、だね。
いつの間にかボンガさんは距離を縮め、小型ナイフを魔法使いの首筋に近づけている。
mh-tki
わ、悪かったっ!!だから殺すのは勘弁してくれっ…
bng
いきなり態度変わるじゃん
mh-tki
一応、私だって死にたくないし…
cyk
ぐ、グサーニャさんを返してくださいっ!!
bng
そうだよ、そしたら命だけは救ってあげる。
mh-tki
分かってるってば…封印、解除っ!
封印は解け、グサーニャがお札から出てくる。
gs-ny
うわっ!…イテテテ‥
cyk
グサーニャさんっ!!
bng
グサーニャ!
gs-ny
あ、大丈夫ですよっ…ただの封印魔法しかかけられてないので。
グサーニャは元気そうな様子で、尻もちをついていた。
cyk
よかった…
mh-tki
ほら、グサーニャ…とかいう奴、返してやったから見逃してくれ。
bng
駄目です、事情聴取を貴方にはしないといけないんです。別にグサーニャを返したからって罪がチャラになる訳じゃないんですよ。
mh-tki
はぁ…分かった、話聞くだけだからな。
gs-ny
それでは、行きましょ。
私たちはその場を後にした。

プリ小説オーディオドラマ