母親の手のひらに収まり、
上手く歩けずにころころ転がる子猫は
時折「みー」と小さい鳴き声を出していた。
名前はぷわ。
ハワイの言葉で花を意味する。
ちなみにうちにいる愛猫は はな。
色の名前からとっているらしい。
子供である私の手のひらにさえ収まる、
平均よりもずっと小さな子猫。
自身の手に乗っけてみても、
スマホと同じくらいの重さしかない。
こんな子が本当に生きていけるのか、
何度もそう思った事を今でも覚えている。
お世話を終えてケージに戻すと、
しばらくモゾモゾ動いてから眠りについた。
寝顔がとても愛らしく、
何枚かの写真と動画を撮った。
この子の目はどんな色なんだろう
目が開いても最初は分かんないからしっかり育って欲しいな
体色はどう変わってくのかな
今はキジトラとサビの間みたいな色だけど、
どんな性格なんだろう
一緒に生活してく中で分かるといいな。
様々な事を考えながら
米をテキトーによそって 具材も上に乗っけて手短に食べる。
食べ終わったらまたすぐ部屋に戻って、
1時まで作業をしてから寝る体勢に入った。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。