なあ、あそこ
人流れてないか?
まじじゃん♡ウケる♡♡
いやいや、助けるぞ!
助けなくて良いと思うよ〜
は?!何言ってんだ!
だって…
僕が云い終わらない内に鶴君は川に飛び込んでしまった
どうせ太宰さんだから良いのに…
其の儘死なせてあげなよ
助けるなんて酷い事しないでさ〜
何て考えている内に鶴君は太宰さんを抱えて上がってきた
矢張り太宰さんだったか〜
マジで人じゃん♡
溺れてるとかあほすぎね?
否、違うでしょ〜
( ゚д゚)ハッ!
そう話していると太宰さんが目を覚まして体を起こした
そしてキョロキョロ周りを見渡して云った
叉死ねなかったか〜
そして今度は鶴君の方を向いて云った
君かい?私の入水を邪魔したのは
( 入水、?! )
( 太宰、あなた以外
太宰さん、鶴君に迷惑掛けないでよ
あ!あなたじゃないか!!久し振りだね!
そうでも無いでしょ
先週会ったじゃん
て云うか会えたんだから壊させてよ☆
私に”其れ”は効かないよ?
うん!だから楽しみなんだよ!
どうやって壊すか考えるのがさ!
其れに壊れた後の太宰さんの顔もね!
えぇ〜、私は壊されるのは困るな〜
其れより私の心中しないかい?
太宰さんとやると失敗するから嫌!
”失敗するから”じゃねえだろ…
成功するなら良いのだね?!✨
りんたろーに薬でも貰えればね!
良し!森さんに掛け合ってみるよ!!
宜しくね〜!
待って待って
何OKしてるの?♡
断る理由無いしさ〜
あ、でも太宰さんを
壊せないのは残念!☆
私としては全く残念じゃな〜い
じゃあ心中しない!
一寸待って?!其れは違くないかい!?
だって僕の楽しみは
太宰さんを壊す事だもん☆
知り合いなのか?あなた
うん!昔からの知り合いだよ!
ま、何時か壊しちゃうんだけどね!☆
その”壊す”って何だよ
んーとね、あ!
彼処の不良達に((
(( 駄目だよ、あなたちゃん
やったら駄目だ
ちぇ〜、仕方無いな〜〜
太宰さんのお願いだから聞いてあげる!
良し、偉いね
そう云って太宰さんは僕の頭を撫でた
えへへ〜
こう見るとあなたって
不良に向いてないよな
え、何で〜?
子供っぽいって言うか
こんなドロドロした世界には向いてねえよ
……大丈夫だよ
だって僕は…
不良なんかよりもっとドロドロした世界を知ってるもん
子供っぽくでもしていないと其の汚さに呑まれて
此の酸化した世界に染まってしまいそうだから
子供っぽくて明るいっていう仮面を付けてないと
私にも嘘をつき続けないと本当に壊れちゃいそうだから
𝙉𝙚𝙭𝙩 .
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編集部コメント
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