廊下の先の扉をあけると、そこに広がったのは調理器具やシンク、コンロ、食洗機…などおいしそうな匂いが漂ってきそうなキッチンが広がっていた。
すこし奥にある小さな扉をあけると、食材の保管された、冷たい倉庫が表れる。
“カチッ”
スイッチを押す音が聞こえたかと思えば、霧縦人のすぐ目の前に針の山が出現していた。
タイルを触ると、八重桜純の前にプラーンと面下がった包丁が。
“リーンゴーン、カーンコーン”
また、どこからともなく聞こえる鐘の音に皆が首を傾ける。そのとき…
不意に、キッチン内の包丁やスライサー、果物ナイフ…などが浮き、そのうちの1つが霧縦人に向かって飛んでくる。間一髪でそれをさけた霧縦人。もう少し気づくのが遅かったら危なかっただろう。
霧縦人の渾身のツッコミがはいる。
急いで廊下へ続く扉を開けた花散光士朗。しかし、そこにあったのは廊下ではなく…
本の棚が一面に広がり、マンガ、ライトノベル、推理小説、多種多様な本が置かれる…図書室があった
塔翠が扉を閉めたので刃物の追撃からは逃げられたらしい。ただ…出れなくなってしまった。
とりあえず、図書室を見てみることにした天命大地たち。
…図書室でおこる、不穏な出来事について知るものはいなかった。
→to be continue



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!