…ここは、どこなんだ。
さっきまで、雲一つない青空が見えていたというのに、一瞬で周りが緑に変わった。
というか、何故か頭がズキズキと痛い。
俺は、あなた
東京に住む、極普通の高校生だ。
俺は、妹に頼まれコンビニで【ウナギアイス】という超やばそうなアイスを買ってこいと頼まれ、歩いていたのだが…、しばらくたつと、このような場所に立っていたのだ。
俺は、ひとつの獣道を通っていった。
周りの草が顔にあたりチクチクして痛いが、妹のアイスを買わないともっとやばい。だから、早めにここを出て帰らないといけない。
すると、ひとつの大きな場所に出た。
周りには、何もない。と言うか、さっきまでの緑色が無く、真っ白になっていた。
そう何も無いとこにツッコミを入れる。
自分でも、恥ずかしくてこの場を去ろうとした。でも、今まで来た道がない。
………え?ないの?
前も後ろも、上も下も全て白色に染まっていた。色があるのは、この俺だけだった。
うおっ…!?
って…狐?なんで、こんな所に。
・・・。
一同沈黙。
呆れた、子供のイタズラかよ。
すげぇアイツも自信満々に言ってるがよ、恥ずかしくねぇんだか…
はっ…!とした時にはもう遅かった。
顔は真っ赤に染まっている。怒っているようだ。
異世界…??
アニメの展開じゃあるまいし…
てか、何故急になんだ。
神?は、はぁ…と溜息をついた。
それほどやばいのかよ…。
・・・。
神は、少し呆れた表情を見せた。
俺は、まったく理解出来なかった。
物凄い呆られている。
でも、俺は本当に理解出来なかった。
いきなり、「お前は死んでいる」宣言されて「そうなんだな!あっはっはw」なんて、言えねぇだろ。
神は、少し頷いた。
俺の勘だと、「やっと分かってくれたか、馬鹿者め。」という顔をしている。
何かか…。うーん。
武器ってのはどうだ?…でも武器はあとから手に入るし…、なら金はどうだ!でも、金だと狙われやすいな…。あ、そうだ。
そうか、能力でもいいのか。
なら、チートでもいいかな。よし、決めた。
神は、微笑み頷いた。
始めからチートってのはなんだが…まぁいいだろ!
…無事じゃない時もあるんだな。
そして、今から俺の
ー異世界ライフが始まるー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。