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第1話

異世界について。
455
2018/01/22 14:10
…ここは、どこなんだ。
さっきまで、雲一つない青空が見えていたというのに、一瞬で周りが緑に変わった。
というか、何故か頭がズキズキと痛い。
あなた

…たく…
一体なんなんだよ。てか、ここはどこなんだ。

俺は、あなた
東京に住む、極普通の高校生だ。
俺は、妹に頼まれコンビニで【ウナギアイス】という超やばそうなアイスを買ってこいと頼まれ、歩いていたのだが…、しばらくたつと、このような場所に立っていたのだ。
あなた

ま…、しばらく歩いてりゃ出口につくだろ。道もあるし、そこ歩いてみるか。

俺は、ひとつの獣道を通っていった。
周りの草が顔にあたりチクチクして痛いが、妹のアイスを買わないともっとやばい。だから、早めにここを出て帰らないといけない。
すると、ひとつの大きな場所に出た。
周りには、何もない。と言うか、さっきまでの緑色が無く、真っ白になっていた。
あなた

次は、白かよ!
なんで、ここら辺は単色が多いんだよ!

そう何も無いとこにツッコミを入れる。
自分でも、恥ずかしくてこの場を去ろうとした。でも、今まで来た道がない。
………え?ないの?
あなた

うっそぉ!?
さっきまであったのに!なんでだよ!

前も後ろも、上も下も全て白色に染まっていた。色があるのは、この俺だけだった。
神
この場所が知りたいか、少年よ。
うおっ…!?
って…狐?なんで、こんな所に。
神
我のことを狐と呼ぶのか。
まぁ、間違ってないが。
我は、神だ。
・・・。

一同沈黙。
呆れた、子供のイタズラかよ。
すげぇアイツも自信満々に言ってるがよ、恥ずかしくねぇんだか…
神
我は、子供ではない。
それに、イタズラとは馬鹿にしたような言い方だな。
あなた

いや、どこが子供じゃないって言えるの!?
完全的なロリっ子だよな!?

はっ…!とした時にはもう遅かった。
顔は真っ赤に染まっている。怒っているようだ。
あなた

ご、ごめん。
言いすぎたわ。神だって認めるから機嫌直せよ…。

神
ふん!
今回だけは許してやろう。
…さて、本題に入るが、お主には異世界へ行ってもらう。
異世界…??
アニメの展開じゃあるまいし…
てか、何故急になんだ。
神
すごく言い難いんだが、聞きたいか?
あなた

なんだよ…言い難いって。
まぁ、聞くけどな。

神?は、はぁ…と溜息をついた。
それほどやばいのかよ…。
神
実を言うとな、お主は森にさ迷って歩いているところに、大きなクマが出たんだ。
それで、お前は驚いて死んでしまったんだ。
・・・。
神は、少し呆れた表情を見せた。
俺は、まったく理解出来なかった。
あなた

はぁぁぁ!?
し、死んだ!?お、俺が?
え、じゃあここは、黄泉の国かなんかかよ!

物凄い呆られている。
でも、俺は本当に理解出来なかった。
いきなり、「お前は死んでいる」宣言されて「そうなんだな!あっはっはw」なんて、言えねぇだろ。
神
一億人の大チャンスだ。
お前は異世界へ行き、そこで生活してもらう。わかったか?
あなた

ま、まぁ。なんとなくは。

神は、少し頷いた。
俺の勘だと、「やっと分かってくれたか、馬鹿者め。」という顔をしている。
神
それで、手ぶらということも何だろうし、何かさずけよう。なんでも良いぞ。
何かか…。うーん。
武器ってのはどうだ?…でも武器はあとから手に入るし…、なら金はどうだ!でも、金だと狙われやすいな…。あ、そうだ。
あなた

なぁ、能力でもいいのか?

神
構わんぞ。
なんでも願うが良い。
そうか、能力でもいいのか。
なら、チートでもいいかな。よし、決めた。
あなた

なら、俺にチート能力をくれねぇか?

神は、微笑み頷いた。
始めからチートってのはなんだが…まぁいいだろ!
神
なら、異世界に転生する。
くれぐれも無事を祈ろう。それじゃあな。
…無事じゃない時もあるんだな。



そして、今から俺の

ー異世界ライフが始まるー

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