くっそがっ!
ならなんで反応しなかったんだ。なんてことは言わない。先に壊されてた?そうなら昨日のうちにできた。つまり…
コイツらは多分オールマイトが目当てだ。オールマイトが来るこの時間に来ている点、バカだけどアホではない。
相澤先生は多分1人で行く。あー見えて生徒のことを一番に考えてる。だからこそ、生徒に危害を加えられないように、1人で…
心配だけど、おかげで逃げられ…
?!
すると、目の前に爆豪と、切島がヴィランに向かって攻撃を仕掛けていた。
敵うはずない。自らをヴィラン連合と名乗り、用意周到なこの計画。明らかにそんじゃそこらのヴィランじゃない。
目の前が黒い霧に包まれた。
おそらくコイツの個性はワープだ。大量のヴィランが黒い霧から出てきたのは、コイツの腕から出ている黒い霧そのものがワープゲートになっているのだろう。
このままじゃ…?!
シュルルルル
気づけば、俺は瀬呂の腕の中にいた。
どうやら、瀬呂がテープで引っ張ってくれたようだ。
瀬呂のおかげでなんとかワープは防げた。だけど、みんながどこに行ったのかわからない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。