武田「相手が音駒高校となれば、彼も動いてくれるはず…」
彼…………?
澤村「よし!せっかくの練習試合、無駄にしないよう気合い入れんぞ!」
全員「おっす!!」
田中「東京かぁ、シティーボーイめ!けちょんけちょんにしてやるんだぜぇ!」
月島「シティーボーイって…w」
田中「うるっせぇ!月島!てめぇ、おらっ!」
音駒かぁ…知り合いいるんだよね。
割愛。
次の日のお昼。
あなた「ふぅ…美味しかった。」
やっぱ屋上で静かに食べるのいいなぁ、うるさいのも居ないし
ドンッ
日向「あなたーー!!!!」
あ、静かじゃないや
影山「一緒にエースのところ行かないか?」
あなた「前西谷先輩が言ってた人?」
日向「そうそう!!めっちゃでかかった!!!」
あ、もう会ってんのね。
影山「お前も気になってただろ、行くぞ」
あなた「当然のように手を掴んでくのどうかと思うんですけど」
スタスタスタスタスタスタ
あなた「いや、無視しないでって」
私の静かなお昼がぁああ
3年教室の前。
私は旭先輩という方の目の前に居ます。
でかいです。怖いです。
あなた「初めまして……」
東峰「また新しい子だ…はじめまして、東峰旭です。」
わわ、すごい話し方がやわらか(??)
あなた「1年の音無あなたです。男バレのマネージャです。よろしくお願いします」ペコ
東峰「よろしくなー」
あなた「旭先輩はエースだと聞いてます。」
東峰「日向たちにも行ったけど俺はエースじゃないよ」
日向「旭さんはエースだと思います!だから戻って来てあげてください!!」
東峰「えぇっと、気持ちは嬉しいんだけど、なんで一緒に練習したことも無い俺が気になるの?」
日向「あ、旭さんが戻ってこないと!!2、3年生が元気ないからd…ぐぉぉ!!」
影山「声デケェよ。」
だからって横腹チョップは痛いと思うよ…
東峰「ははっw面白いなお前ら…w けど悪い。俺はね、高いブロック目の前にしてそれを撃ち抜くイメージ…?みたいなのが見えなくなったんだよ」
やっぱり、そうだったんだ
東峰「必ずシャットアウトされるか、それにビビって自滅する自分が頭ん中を過ぎるんだ」
日向「1年のチビにこんなこと言われたら生意気って思うかも、ですけど」
東峰「思わないよ、なに…?」
日向「それ分かります。俺、背が低くて技術もないからブロックに捕まってばっかで、でも今は……」
飛くんを指さし、
日向「こいつのトスがあるから、どんなに高いブロックでもかわせます!ブロックが目の前からいなくなって、ネットの向こう側がばーっ!と見えるんです!!」
東峰「あぁ、その景色ちょっと分かる。」
日向「そんで1番高いとこでボールが手に当たって、ボールの重さに手にこう、ズシッとくる感じで!!!大好きです!」
違う意味ではあるけど私もその気持ち分からなくもないよ。翔陽
日向「正直、旭さんが羨ましいです。今の俺にはブロックを撃ち抜くタッパもパワーもないけど、旭さんにはそれがある。」
あなた「…………………………」
日向「今までたくさんブロックされたかもしれないけど、それよりもっとたくさんのスパイク打って来たんですよね!」
日向「だからみんな!旭さんをエースって呼ぶんだ!!!」
あなた「翔陽の言う通りです。経験してきてたくさん旭さんのその手でいっぱいスパイク打って点を取ったからこそ、慕われてるんですよ。」
東峰「俺なんかが…」
あなた「そのネガティブ言動だめです!!」
東峰「は、はい!」
あなた「私はバレー経験者ですが、スパイクは打ったことも無いですし、言えることではないんですけど…」
私も同じような経験をしたから。
あなた「誰だってブロックは怖いです。撃ち抜けられるのか不安になると思います。でも!自分は撃ち抜いてやる!!って自信をもって思ってた方が楽だと思います!」
東峰「うん…」
あなた「少し考えてみて欲しいです。すぐにとは言いませんから!!」
昼休み終わりのチャイム。
あなた「あ、昼終わった…お邪魔しました」ペコ
日向「ジィー」
バシッ
影山「おい、遅れるから行くぞ」
やばいやばい、次移動教室なのに!!
旭先輩ちゃんと考えてくれるかな………












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。