第40話

39 本音(二日酔い)※(tr,amhk)
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2023/11/12 01:45 更新
 
※嘔吐描写ありです
 お酒は20歳を超えてから飲みましょう。
 お酒はほどほどに。
「乾杯~!」

ある夜、僕は前のバイト先の飲み会に参加していた。

バイト終わりでへとへとだったから
本当はあまり参加したくなかったのだが、
お世話になったしどうにも断れない飲み会だった。

端の方の席に座って愛想笑いを浮かべていると、
話しかけられた。

元バイト仲間A「あなた、もう一杯飲まない?」
あなた
いや、僕お酒強くないから……
元バイト仲間B「まあ、仕方ないよね。
無理にのむのは良くないし。」

それでも何となく飲まないといけない
雰囲気だった。

なんで来ちゃったんだろうな。
この人たちとの思い出は碌なもんじゃないのに。
若干の後悔をぬるくなったビールで流し込む。

雰囲気にのまれていつもより多めの量を飲んだ。
酔ってみんなの輪の中にどうにか
入りたかったのかもしれない。
いい感じにほろ酔いになった頃、
飲み会はお開きになった。

飲み会が終わったことを、
グループのメッセージで報告した。
「今から帰ります。」と送ると、
ちょうど近場にいた天彦さんが
迎えに来てくれることになった。
天彦
あなたさんお待たせしました。
さ、帰りましょうか。
あなた
はい。
あなた
みなさん、今日はありがとうございました。
……またね。


帰り道


天彦
今日はいかがでしたか、楽しかったですか?
あなた
ま、まあ。普通、でしたかね。
天彦
そうですか。
そういえばあなたさんはお酒強いんですね。
しゃんとしてる。
あなた
僕はそうでもないと思います。
あの場ではあまり酔えなかっただけで、
多分皆さんと飲んだら酔います。
あなた
……きっと楽しいから。
天彦
それは、嬉しいですね。


天彦
ただいま戻りました。
家に帰るとテラさんが依央利さんと晩酌をしていた。
あなた
ただいまです~
依央利
おかえりなさい~。
テラ
あ、天彦とあなたおかえり~。
ふふ、2次会やる?
あなた
ありがとうございます。
じゃ、少しだけ。
天彦さんと僕は手を洗って席についた。
テラさんからワインを分けてもらって
少しの間談笑していた。


すると、急激に酔いが回ってきた。


あ、ぼーっとしてきた。
くらくらする。
きっと前の飲み会のアルコールも
今になって回ってきたのだろう。

僕は顔が熱くなっていくのを感じた。
テラ
あなた~大丈夫~?
顔真っ赤~
依央利
水持ってきましょうか。
あなた
……ありがとうございます。
水を飲んでしばらくすると、
さっきの飲み会と前のバイトのことを思い出してしまった。
あなた
……はぁ。
僕は、僕はどうしようもないんだよなぁ……
しょうもないんだよなぁ……
必要とされてないんだよなぁ……。
天彦
あなたさん?
気が付くと僕は泣いていた。
異様に悲しくて悲しくてたまらない。
相当めんどくさい酔っ払いになってしまった、と思う。
テラ
あなたって泣き上戸だったんだ。
知らなかった。
あなた
すみません、かなりウザいですよね。
めんどいですよね。
天彦
いえいえ、いつもと違う姿が新鮮です。
セクシーです。
依央利
え?
テラ
え?
天彦
え?
感情がコントロールできない。
あなた
ううっ……ひぐっ……ぐすっ……。
あなた
なんで、僕は……僕は……普通じゃないの。
誰にも気づかれないままで……。
気にも留められないで……。
あなた
ああ、また自分のこと…だけしか、
考えられないの……。
自責と他責。他責思考をしてしまった罪悪感。
普段なら理性で押さえているものが溢れてしまった。
天彦
今日はもう飲むの
おしまいにして寝ましょうか。
あなた
は、はいぃ……。

PPPPP

理解
ちょっとみなさん!
今何時だと思ってるんですか!
こんな遅くまでお酒なんか飲んで‼
おそらくトイレかなんかで起きてきた
理解さんに叱られてしまった。
理解
猿もふみやさんも大瀬さんも
まだ起きてるみたいですし。
理解
まったくもう……。
理解さんの声がだんだん遠くなる。
視界がぼやけて、今立ち上がったら
間違いなく倒れてしまうと思った。


それと同時にめちゃめちゃ気持ち悪くなってきた。
頭もガンガンするしさすがに、ちょっとしんどい…………。
テーブルに突っ伏して吐き気が収まるのを待っていた。
理解
あなたさん聞いてるんですか!?
もう、そんなになるまで飲んで……。
テラ
大丈夫?気分悪い?
僕は弱弱しくうなずくことしかできなかった。
依央利
これ要ります?
渡してくれた袋を受け取った。
あなた
うぅっ……。
あ、ほんとに、だめかもしれない。
急激に限界が来てしまった。
あなた
うぷっ。おえっ……。
おええっっ。
僕は座ったままその場で吐いてしまった。
天彦
あなたさん……!
あなた
おえぇっ……うっ……おえ……。
一度吐いたけどまだ気持ちが悪くて、
そのまま2度3度えずいていた。

背中をさすってもらうと、ちょっとだけ楽になった。
あなた
すみません……いろいろ……
ほんとに、すみません………。



テラ
あなた、飲み会でどんだけ飲んできてたの?
テラ
帰ってきたとき
全然酔ってるように見えなかったから
つい誘っちゃったけど……ごめんね。
あなた
いいんです……
飲みなおしたかったし、
楽しかったですし……。
自分の想像以上に酔っちゃってたけど……。
あなた
でも、迷惑かけちゃったし、醜態晒したし。
……ごめんなさい、
嫌われてもしかたないですね。
天彦
嫌ってたら一緒に居ません。
まあ、次から気を付ければいいんですから。
その言葉に安心した僕はそのまま眠りに落ちた。
次に目を覚ました時は天彦さんの部屋だった。







天彦
だってあなたさん離してくれないんですもん。
まあ、何もしてないので安心してください。

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