あれから登校の準備をしてリビングに行ったら、普段どっかの事務で働いている母親が今日は仕事が休みらしくゴミ袋をたんまりと用意していた
どうせ私が学校に行かないだろうと思って、あらかじめスタンバっていたらしい
母よ、自分の娘を少しは信用してくれ、、、。
私が通っている高校ー星蘭高校の近くには校門まで続く道のりに桜がずらりと植えられている
だが、すでに桜は全て散っていた。始業式の時にちゃんと登校していたら、もしかしたら咲いていた桜が見れていたかもしれない
でも個人的にはそんな理由で学校に行く気になんてならないので、公開は微塵もしてない。
桜を見るより家でゲームしたりマンガ読んでるほうが楽しいし
後ろから肩をポンポンと叩かれた
振り返ると、そこにはさわやか系美少女が1人
まるでギャルゲーに出てきそうな雰囲気を身にまとっている
つまらなそうに見る私に対して、ケラケラと面白そうに笑ってる美少女。
彼女の名前は天久青菜
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。