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第3話

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2022/07/12 06:42
夜桜 瑠々
夜桜 瑠々
お母さん、ガチでゲーム捨てる気だったな
あれから登校の準備をしてリビングに行ったら、普段どっかの事務で働いている母親が今日は仕事が休みらしくゴミ袋をたんまりと用意していた
どうせ私が学校に行かないだろうと思って、あらかじめスタンバっていたらしい
母よ、自分の娘を少しは信用してくれ、、、。
夜桜 瑠々
夜桜 瑠々
桜はもう咲いてないね
私が通っている高校ー星蘭せいらん高校の近くには校門まで続く道のりに桜がずらりと植えられている
だが、すでに桜は全て散っていた。始業式の時にちゃんと登校していたら、もしかしたら咲いていた桜が見れていたかもしれない
でも個人的にはそんな理由で学校に行く気になんてならないので、公開は微塵みじんもしてない。
桜を見るより家でゲームしたりマンガ読んでるほうが楽しいし
青菜
やっほ~瑠々じゃん
後ろから肩をポンポンと叩かれた
振り返ると、そこにはさわやか系美少女が1人
まるでギャルゲーに出てきそうな雰囲気を身にまとっている
夜桜 瑠々
夜桜 瑠々
なんだ青菜か
青菜
なに~それ反応薄いな~
つまらなそうに見る私に対して、ケラケラと面白そうに笑ってる美少女。
彼女の名前は天久あまひさ青菜あおな

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