第9話

#7 まだ夢に見る、あの日のこと
68
2026/02/22 06:17 更新
※名前の横の数字はクラスのことです!
『また遅刻か? そろそろ生徒指導入るぞ』



誰のせいなの?



『響さん、自由人すぎ! もっと他の人に合わせなよ』



きっと、私のせい。



『申し訳ないけど、うちもお店だからさ』



ごめん、ごめんなさい。

私の努力が足りないから。私の能力が劣っているから。



だからまだ、見捨てないで____




響 流音
っ!
響 流音
え、あ・・・・・・ゆめ・・・・・・
早くなった鼓動を落ち着けるために、ゆっくりと息をする。
赤くなりかけた瞼は、ひどく乾燥していた。

大丈夫、大丈夫だから。思い出す必要なんてない。
響 流音
____ってか待って、今何時!?
寝ぼけていた頭が急にシャキッとして、ベッドの近くにあるスマホを手に取る。
そこには『4/29 WED 11:20』の表記。・・・・・・そういえば今日、ゴールデンウィーク初日だった。

ここは二度寝するべきか、スマホの通知を見るべきか。
響 流音
究極の2択・・・・・・
数秒間悩んだ末に、いつメンでのグループLINEの通知があったためスマホを開くことにした。
紫藤 零楽
『レイラーみぞれレイマリガンマスの4人のほか、今日遊びに行ける人いませんかー!』
響 流音
・・・・・・え?
え、私今日遊びに行く用事あったっけ!?

そう思いカレンダーを確認しても、予定が入っているようには見えない。そんな記憶もないし。

____ってことはもしかして、レイラーさんが勝手に決めてる!?
響 流音
『私許可してませんけど!?』
白雪 みぞれ
『勝手にすみません・・・・・・もう決定してしまって』
東雲 陽稀
『嘘でしょみぞれさん!!』
青水 利音
『え待って普通に行きたい』
黒猫 輝蘭
『私行ってもいい?』
青水 利音
『おい被せてくんな!!』
黒猫 輝蘭
『そっちが合わせてきたんじゃん!?』
墓守 愛芽
『まあまあ落ち着いてくださいよ』
紫藤 零楽
『お2人も行きましょ!』
柊木 陽夏
『えー行きたかった、私今日予定あるんだよね』
前崎 八月
『なんかめっちゃ通知来てますね』
柊木 瑠夏
『しかも結構どうでもいい用件』
天羽 流星
『せっかくじゃがりこの夢見てたのに・・・・・・』
桃川 咲桜
『メテヲさんまだ寝てたんですか!?』
みるみるうちに、誰かのメッセージで画面が溢れかえる。こうなると止まらないんだよな・・・・・・と、思わず苦笑する。まあ私も人に言えないか。

・・・・・・というか、メテヲさんと同じく私もさっきまで寝てたとは言いづらい。
響 流音
『遊びに行くのはいいですけど、何時どこ集合ですか?』
紫藤 零楽
『12時半にショッピングモール集合、フードコートでご飯食べましょ!』
黒猫 輝蘭
『了解』
東雲 陽稀
『あと1時間しかないじゃん』
とりあえずスマホの電源を切ったあと、洗面台へダッシュで向かう。
響 流音
やばいやばいやばい・・・・・・っ!!
____どうしよ!? 急に好きな人と遊びに行くことになっちゃったじゃん!

なんて焦りを抱えながらも、必死に服とメイクを決めようと頭を働かせる。
響 流音
日焼け止め塗る時間あるかな・・・・・・
髪長いからセット面倒なんだけど・・・・・・!

なんて愚痴を零していると、下の階から「流音、起きてるのー?」と間延びしたお母さんの声が聞こえてきた。
響 流音
ごめんお母さーん、私遊びに行く準備しなきゃ!
昼食はいらないと得意の大声で伝え、自分の部屋に戻る。
クローゼットの扉を開くと、この前ちょっと奮発して買ったお気に入りのワンピースが目に入った。

女の子らしいレースのついた、でも裾は広がりすぎず大人っぽい白のワンピース。

これにデニムジャケット合わせたらいい感じかも・・・・・・? と試しに着てみると、案の定ばっちりだった。

現在時刻は11時45分。家を出るのは10分前でも間に合うので、あと35分で準備を終わらせれば大丈夫だ。
響 流音
髪型・・・・・・は、やっぱハーフアップかな
気合い入れすぎって思われても嫌だし、動いても崩れにくい髪型にしよう。

ストレートアイロンも使いながらヘアセットを終わらせ、大慌てでメイク道具を並べた。

化粧下地にもなる日焼け止めを最初に塗り、ピンク色をふわりと頬に乗せていく。
仕上げにリップクリームを唇に色付ければ完成だ。
響 流音
うん、いい感じ!
独り言のように呟き、道具を机の端に寄せた。片付けは・・・・・・帰ったあとでいいか。

部屋のドア付近にあるポールハンガーを前に立ち止まったあと、そこからピンクベージュ色のミニショルダーバッグを手に取った。
12時20分。丁度いい時間だ。
響 流音
行ってきまーす!
玄関から弾んだ声でそう告げれば、お母さんに「今日は時間には間に合いそうなの?」と心配そうに訊かれる。

・・・・・・確かに、珍しいかもしれないけれど。そんなこと言わなくていいじゃん。

悪気がないのは分かっていても、ふとその言葉に引っかかってしまう。
響 流音
・・・・・・あ、うん。今日は大丈夫!
響 流音
じゃ、行ってくる
いけない。せっかく好きな人と遊べるんだから、今日だけはせめて笑顔でいなきゃ。



もうこれ以上、失敗を繰り返さないように。
Rinka
Rinka
皆さんこんにちは、Rinkaです!
Rinka
Rinka
前回の投稿から約2週間、割と早い・・・・・・!
Rinka
Rinka
わ、わお・・・・・・もうすぐ2000文字・・・・・・()
Rinka
Rinka
しかもガンマスさんが準備する場面だけという事実()
Rinka
Rinka
そして今回から数チャプター、体育祭の前置きとしてゴールデンウィーク編(?)挟みます!
Rinka
Rinka
気になるあの人の休日の過ごし方が分かるかも・・・・・・!?(適当)


Rinka
Rinka
あ、あと少しだけお知らせなんですけど
Rinka
Rinka
皆さんの好きなcp、募集中です! ぜひ是非リンクから飛んでコメントしてくださいね〜
Rinka
Rinka
初コメとか関係なしに「iemmが好きです!」とかコメントしていただいてOKです!
Rinka
Rinka
それではこの辺りで、ばいばーい!

プリ小説オーディオドラマ