第5話

通話
8
2024/07/20 08:00

『ちょっとアンタ!!何があったのか説明しなさい!!』
「うるさぁ...」
朝早くに突然電話が来たと思ったらこれだ(意外にもネリネから掛かって来たから出たのにゼイユだった)
なぜこんなに朝早くから大声が出せるのかさっぱり分からない。
「ボリューム下げて。朝弱いの知ってるでしょ...」
『あんた今何時か分かってんの?午前9時よ!!休日だからって怠けすぎよ!!』
「別にいいでしょ、休みなんだからさぁ」
『良いわけないでしょ!?』
しばらくゼイユと言い合っていると
『ねぇちゃん話逸れてる』
と電話越しにスグリの声がした。
『ヨウも有耶無耶にして逃げようとしないで』
チッ
「バレてたかぁ...」
ゼイユチョロいから行けると思ったんだけどなぁ〜
「さすがだねぇ」
『今舌打ちした??ねぇ』
「...休日も一緒にいるとか仲良いね!!」
『誤魔化すなよ』
めっちゃ怒ってるじゃん怖...
「怖..」
『心の声出てるわよ』『え怖かった!?』
同時に喋んないで欲しい。分かんないから
..このまま行けばはぐらかせるな
『チャ〜ンピオン〜誤魔化すなって〜』『ヨウさん!そうゆうの良くないと思います!!』『え!?誤魔化してたのか!?』
なんか増えた。あれれ〜おっかし〜な〜?疲れてるのかな??
「幻聴が聞こえた」
『『『幻聴じゃないから』』』
綺麗にハモったな
あ''〜もう面倒臭い...よし
「めんどいから切るね」
『ちょっと待ちなs』ピロン

ふぅー
「寝よ」
そのまま
安らかな睡眠を再開した。

一方とある部室

ッーッー
『通話終了』

「「「「「「はぁ〜〜!?」」」」」」
「...」
ネリネが冷めた目でスマホを見ていた。
...早く返して欲しい。

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