放課後
二人部屋になって、約1ヶ月程度過ぎた。
最初は違和感と変態と一緒の部屋という恐怖でどうにかなりそうだったが、まぁ1ヶ月もすれば案外早くなれるもんで…
今は割と安心して学校生活ができるようになった。
…え?まるで流歌が脅威みたいな言い方だなって…?
そりゃあ当たり前でしょ…だってなんかあいつやばい。うん。平気で照れるような事言うし、それに俺にべったりだし…それでいて学校内では人が変わったかのように友達みたいに接してる。
…ね?やばいでしょある意味…
まぁ、そんなことは置いといて…自分の通ってる学校は近頃中間テストがある。
俺はいつも平均よりちょっと上ぐらいなんだけど、今回はちょっと頑張ってみようと思う。
…まぁ、深い意味はないけど…深い意味はないんだけどさ、(※大事なことなので2回言いました)
なんか、流歌が俺に「点数勝負して、俺が勝ったら居乃にご褒美あげる」って言ってたんだよ?
しかも、仮に流歌が俺と同じぐらいの点数だったらいいけど…あの人、毎回何故か高得点取ってくるし…
なんか上から目線で腹立つし……
ご褒美の内容も知りたいしってことで、俺は今テス勉を頑張っているんです……が…
邪魔(イッチャイチャ)してくる!!!
しかも余裕そうにシンユウコレクター(略してシンコレ)って言う新作ゲームやってるし…
まぁ一応、俺が寝てる間とか、俺が勉強してる時に一緒にやってたりするから単なる休憩だと思うけど…
流歌が悲しそうにしている。
俺は寝巻きとバスタオルを持って風呂へと向かった。
寮の風呂は大浴槽ではなく、一部屋につき一つシャワールームがある。
……めっちゃ狭いし、浴槽なんて入れたもんじゃないけど。
でもまぁ、流歌と交代制で毎日掃除しているからか、多分他の部屋よりは綺麗なのだろう。
前実験好きの悪魔なんだか天使なんだかが、風呂場が大惨事になって他の部屋のところ借りてたって言ってたし…
掃除とかも完全に生徒に委ねられているから大惨事になることも少なくないんだとか………
一番風呂は、まだ部屋自体が温まってなく…それにシャワーは最初の方めっっちゃ冷たい水が出てくるから地獄だし…
でもまぁなんかあったかくなって来たかも…
俺は烏の行水で風呂から出て、颯爽と着替えた。
夏ならまだしも…まだ5月となると風呂から出ると寒さがすごい。
……まぁ半袖半ズボン+薄いパーカーだから寝巻き着てもあんま変わらんけど…
俺は勉強している流歌に話しかける。
こうしてあっという間に時が過ぎ…
中間テスト当日!!!
中間テストは2日間にわたって行われる。
まぁ3年生はもう文理選択してるから、少し制度が違うらしいけど…
てか早く文理選択したいなぁ〜…本来は高2の初めに決めるんだけど…うん、なんか先生とか学校の都合で中間テスト後になった。うん。ほんとになんで。
理系科目があるのは嬉しいんだけど…
問題は国語なんだよなぁ…勉強したけどやっぱ漢字とか古典とかむずいし…
でも、不安がってちゃダメだ!!今日は強敵を倒す日なんだ!
倒さないけど!うん!
こうしてクソみたいなテストが始まった。
時はすごい飛んでテスト返却後
全ての教科の返却が終わった。
俺はいつもなら一教科70〜80前後なのだが、今回は苦手教科以外、85点以上行き全教科合計点数は
400点越え。
割と自信がある…わけでもなく…だってあの人余裕で合計点数450超えてくる人だよ!?
そんな人が本気出したら500点行っちゃうって…まぁ流石に高校に入ってからはないって言ってたような…
…え?中学ならあるの?
しばらく返答がないので様子を伺うと、すっごいニヤニヤしてた。
あれまぁ相当自信があるようで…
渋々そう答えた。
チュッ
俺が何?と言いかけた瞬間、唇に何か当たったような感触がした。
そうキスだ。マジか。嘘だろ。さぁこうして俺が混乱していると更なる出来事が…
ドンッ
さっきまでベッドに座ってたはずなのに、俺はベッドに横たわっていた。
????????????????????????????????????????
そう、流歌が俺を押しながら口をつけたから、多分俺は流歌に押し倒されているのだった。
おっと待て待て待て待て
てか苦しいんだけど…長くない???しかも恥ずかしさも同時に来るし…これが褒美なんてふざけてるだろ!!
いや…嫌ではないけど…!!
息があがってしまうほどだった。
当然、突然の出来事に脳は混乱してて、これから何が起きるのか…そしてなにをされるのか…考える程の脳の容量はなかった。
呂律の回らない頭でやっと捻り出した言葉。
まじで俺何言ってんだろ…
頭に浮かんでしまった文字をかき消すように流歌に問う
そういうことは…そういうことだよな……?
でもまだ俺たち、高2とはいえまだ未成年だぞ…??ダメだろそういうことしちゃ…!!
いやいいの…?変な漫画とかドラマで学生でやっちゃってたりするけどいいの…か…?
混乱に混乱を重ねられて混乱していると、首筋に変な感触がしてきた。
え…これどうなってんの…なにしてんの…
残念ながら、そういうことに全く興味がなく、知識も全然ないから何されてんのかわかんなかったけど…
え?何これ吸われてんの??地味に痛いし地味に気持ち良いし…
……やっと首から顔を離してくれて、変な感覚も終わった。
そう言い流歌は体を起こした。
まじで何が何だかわかんない俺の元に、さらに意味がわからない言葉…文章を投げかけた。
そう言い残し、流歌は部屋を飛び出してった。
……何があったんだよ
流歌の言ってたことが気になり、俺は洗面所にある鏡を見てみた。
キスマーク…なんか中学の時に誰々にあるって噂が一時期出回ってたような…
まぁ陰キャぼっちゲーム大好き生活をしてた俺には到底興味が及ぶ噂でもなかったけど
鏡を見てみると、首の右側にあざっぽい変なのが出来てることに気づいた。
え…意外と目立つじゃん!?!?
しかもギリワイシャツで隠れない…!!
嘘でしょ…絆創膏とか貼っても普通に怪しまれるじゃん!!?
え?怪しまれないって?うるせぇ男子高校生の情報網舐めんな
最悪メイク道具で隠すしかないのがクソだけど…まぁ…
流歌の物っていうマーク…って意味なら…結構嬉しいかも
だからって見せびらかさないけど!!なんか周りの人に見せちゃいけないっぽいし
長いねぇ
ちなみにキスマークで死にかけた人いるそうです()
実際見たことないけどマークってどんな感じなんだろ
やっぱあざ?みたいな変な色にでもなってんのかな…内出血らしいし
今回は結構攻めた。流石にヤらせなかったけど。
流石に無理だ。攻め過ぎてる
バイビーンズ












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!