第18話

Episode.18
8
2025/12/25 14:09 更新
ほんの数週間前、お医者さんに突如言われた言葉。
医者
肺に転移しています
信じられなかった。




私の高校生活はあと少ししかないらしい。
黒崎ユラ
黒崎ユラ
『肺に転移してるって言われた』
黒崎ユラ
黒崎ユラ
『学校も、あと少ししか通えない』
黒崎ユラ
黒崎ユラ
『入院することになる』
黒崎ユラ
黒崎ユラ
『ごめん』
一気にそう伝えると朱音はゆっくり頷く。
南城朱音
南城朱音
『分かった』
南城朱音
南城朱音
『私は、ユラの意思を尊重する』
南城朱音
南城朱音
『もちろん生きてほしいって思いもある』
南城朱音
南城朱音
『だけど、それをユラが望まないのであれば、無理に強制しない』
南城朱音
南城朱音
『ユラが生きたいと思うのならば、全力でサポートする』
朱音の優しさに自然とまた涙が溢れてくる。
黒崎ユラ
黒崎ユラ
『ありがとう』
南城朱音
南城朱音
『全部ぶつけていい』
南城朱音
南城朱音
『それが私の役目だから』
また温かく包まれる。
人間の温かさ、なのだろうか。
それとも朱音が温かいだけ?







ううん、多分違う。









朱音だけじゃない。











霞も快晴も温かい。









みんな優しいくて温かい。









スマホには、快晴からのメッセージが1件。








『さっきはごめん。
 朱音といる?
 暖かくて安心できるところにいてくれ。』










快晴だって霞だって、悪気があって私を問い詰めたんじゃない。
全て私が悪い。
言えなかった、私が。
いや、


言わなかった私が、悪い。
抑えようと努力はした。
でも、耐えられなかった。
言いたくない、の一点張りで、意地張って。
心配してくれてるのに。
自分から背を向けた。







本当、親友になにしてんだろ、私。

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