カーテンを開くと、晴れ晴れしく青空が広がっていて
太陽が眩しかった
結婚式にふさわしい天気だ
ベットから降りて伸びをする
へへ、奥さんだって
夫婦って呼ばれるのは中々なれないけど
もう恋人じゃないんもんね
これから、結婚式だっていうのに
朝から照れまくって
なんだよ、初々しいカップルかよ、って自分でもツッコミたくなった
不思議な感覚に襲われたまま
準備を終えて
家を出た
式場に着くと、ウエディングプランナーさんなどなどが、私たちを待っていた
慧は、るんるんと鼻歌歌いながら、プランナーさんの後に付いて行った
そこに用意されてあったのは、
前に、慧と2人で選んだウエディングドレス
着てみると、キラキラ光っていて
すごく、綺麗、
人で感激していると、ニコっと笑われた
ーコンコン
その後、2人でちょっと話していると、ノックが聞こえた
光だな、
光は入るやいなや、私をジロジロ見てきた
変態だね、光 笑
光は手を顎に当てて
んーっと言いながらじーっと見てくる
まさか、似合ってないとか???
予想以上のことを言ってくる光にちょっとびっくりしたけど
すぐに、嬉しくなった
今までで、1番綺麗だって...
うん、そうだよね、そうじゃなきゃ!
もう、すぐに声で分かった
昔っからの仲だから
こちらは、入るやいなや、叫び始めた
行きたい、とっても行きたい、、、
けどね
慧と約束したの
お互いの姿は、本番まで楽しみに取っとこうねーって
そう言うと、2人は
そっか、そっかってくすくす笑ってた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。