社交会当日
執事side
【17:00】
お嬢様の外見を説明しよう!
ドレスは一級品の生地と装飾で仕立て上げられたもの。
桜色で露出は少なく可愛らしさよりも美しく上品である。
流れる髪は緩やかに巻かれ、両脇の髪を編み込み、後ろでそっとまとめられている。
いつも美しいのに今日のお嬢様はレベルが違う。
これは会場でみんな肝を抜かれるのではないかと思う。
流石自慢のお嬢様だ。
でもお嬢様、どこか緊張してるような様子だ。なんとなくだが。
お嬢様side
【17:40】到着
馬車で会場に到着した私たちは会場へと移動する。
私、とてもじゃないくらい緊張してる…
なんてったって今日は社交会の代表挨拶を任されている。
京本財閥はよく代表挨拶に選ばれるが、大体お母様、お父様、お兄様がやってくれていた。
私はこれが初めてなのだ。
大丈夫、この日のためにいつも以上のレッスンをしてきた。
失敗は許されない。
会場
会場の扉が開かれると、たくさんの人で賑わっていた。
どこも有名な貴族ばかり。
私はゆっくりと足を動かす。
貴族
『京本財閥のお嬢様よ!』
貴族
『あら、なんてお綺麗なのかしら♡』
うわ、すごい注目されてる…
あぁ…もう、手足が震える…( ߹ㅁ߹)
芽亜里様とは昔から仲がいい。お互い財閥で良好な関係を築いてるからだ。
それと、芽亜里様は今回主催挨拶も任されてる
芽亜里様の挨拶が終わり……
この挨拶1つで京本桜子の価値が決まる。
京本財閥を下げるようなことは出来ない。
私がやってやるんだ。
"お嬢様は下を向かない"
"背筋を伸ばして"
"目線は真っ直ぐ前へ"
身体全体から指先まで神経を注ぐ。
そうだ、これが私の正しい姿。
"全てを完璧に"
"これは役目"
"私は京本財閥の象徴"
みんな、私を見て…
私をここに居ていいって認めて…ッ
貴族たち
『パチパチパチ👏( ˊᵕˋ*)パチパチ』
貴族
『なんてお美しいのかしら』
貴族
『こんなに完璧な令嬢見た事がない』
私は京本財閥の令嬢、京本桜子。
京本財閥の象徴であり欠点が無い。
私は誰よりも美しい。そして誰よりも強い。
全てが完璧な令嬢。
も、疲れた
𝐍𝐞𝐱𝐭 𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲🌸
ちょっとさ、最近のきょもほく温暖化してない?
最新MVえぐかったよね?(^^(圧))











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。