いつもは反論してくるまちこが今回は静かに俯いている。
まあ、なんと言うか...
いつも通りだ。まちこもみんなも。
真面目な顔で話す俺と、反論するまちこと、野次を飛ばす他のみんな。いつもならこの野次を煩わしく思うのだろうが、今回ばかりは心強い追い風のようだ。
まちこりーたは小さくため息をつき、呆れたように笑った。
...おあずけ、という解釈で良いのだろうか。
拳を突き出して彼女は笑った。突き出されたその拳に合わせるように自分も拳を突き出す。
今からでも離れていた時間は取り戻せるだろうか。是が非でも取り戻すつもりだが、彼女を独り占めできるのはもう少し先だ。今は6人で会えなかった時間を沢山満喫しよう。
Fin.











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!