前の話
一覧へ
次の話

第2話

姫宮:オリジン
89
2021/07/05 14:31





ヒーローなんて、私には関係ないと思ってた



私の個性、ヒーローっぽくないし



でも、あの人に出会ってから








ヒーローをめざしたくなった。




















































その日は通学路に敵(ヴィラン)が出た。

? 「 誰戦ってます!?」

同い年くらいの男の子がキラキラした目で言う
ヒーローが好きなのかな。
どうやらその子はヒーロー志望らしい
目標があるってすごいな。
私も早くやりたいこと見つけないと












放課後になって叔母さんにおつかいを頼まれた

「 何、この人達。」

最悪だ。商店街でも敵が出た。

しかも男の子が捕まってる。

ヒーローは…?



何をしてるの?対処ができてないんだ。
男の子が苦しんでるのに。

私の個性であいつを止める?でも失敗したら?
個性なんて最後に使ったのがいつかすら覚えていない
もっと、ヒーロー向きだったらな…














誰もヴィランに手を出さない中

後ろから駆け出した緑色の髪の毛が見えた。

朝の人だ。

何を考えてるの?プロヒーローが手を出せないのに

私はその時、彼が真のヒーローに見えた















「 叔母さん。私、ヒーローになってもいいかな 」
「 やりたいこと、見つかったの?」
「 うん、私、ヒーローになりたい 」

プリ小説オーディオドラマ