こーくside
家に帰って俺は急いで日記を開いた。
やっぱりだ。
最近、なんだかおかしい。
日中の記憶がないし、夜になって自分を取り戻せた気がする。
きっと、疲れだろう。
期限を早めるしかない、1週間後だ。
1週間後に“決着”をつけよう
決着、とはきっと自殺予行日のことだろう。
びびくんは、明らかに最近の自分の状態に、疑問視していたんだ。
ハッとカレンダーを見た。
この日記が書かれたのは1週間前………
つまり
直感で、びびくんの死期を感じていたがその直感がまさか当たるとは思いもしなかった。
俺は急いで神様を呼んだ。
神様は、びびくんの死期が今日であることを知っているだろうか。
気だるげな声が聞こえてきた。
神様はこのことを知らないはずだ、と感じ取り俺の焦りは余計に高まる。
本当に、神様なのかという悪態を心でついて俺は日記の新しいページを開いた。
無性に腹が立って俺は叫んだ。
あいつの人生を変えるためにはこれくらいしか出来ない。
そんな自分の無力さに腹が立っていた。
大切なものほど失った時の代償が大きい。
俺はそれを知っている。
だから、まぜ太くんたちにはそんな思いをしてほしくないんだ
これは、びびくんを救うためであり、びびくんを大切にしてくれているまぜ太くん達を救うためでもあるんだ。
神様は静かに言った。
頭がクラクラとする。
時間が来た………あぁ………元の魂に身体を返す時だ。
なんでこんな時に………
俺は彼が絶対に言って欲しくないであろう言葉をかけた
大切なものを失う前に………
俺はそっと目を閉じた。
〈NE¿T Cha?te〉
???side
█████████████████████████████████████████████████████████████████████
───死ぬな、びびくん











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!