第9話

8、
403
2025/01/08 13:07 更新
こーくside 




家に帰って俺は急いで日記を開いた。








やっぱりだ。






そらびび
おかしいって思ってたんだ



最近、なんだかおかしい。


日中の記憶がないし、夜になって自分を取り戻せた気がする。


きっと、疲れだろう。


期限を早めるしかない、1週間後だ。


1週間後に“決着”をつけよう








決着、とはきっと自殺予行日のことだろう。



びびくんは、明らかに最近の自分の状態に、疑問視していたんだ。



ハッとカレンダーを見た。


この日記が書かれたのは1週間前………




つまり








そらびび
今日だ………!




直感で、びびくんの死期を感じていたがその直感がまさか当たるとは思いもしなかった。



そらびび
神様!!




俺は急いで神様を呼んだ。

神様は、びびくんの死期が今日であることを知っているだろうか。



神様
ん………なんだい、うるさいなぁ



気だるげな声が聞こえてきた。

神様はこのことを知らないはずだ、と感じ取り俺の焦りは余計に高まる。


そらびび
あいつが死ぬのは今日だ、間違いない
神様
はぁっ………?!
神様
予定外なんだけど!?
そらびび
何してんだよ!



本当に、神様なのかという悪態を心でついて俺は日記の新しいページを開いた。



神様
お前こそ何してんだよ!
そらびび
あいつにメッセージを残すんだよ、「お前を助けてくれる人はいる」って
神様
馬鹿なのか?それで本当に助けられると?
そらびび
それしか出来ないんだよっ………!!



無性に腹が立って俺は叫んだ。


あいつの人生を変えるためにはこれくらいしか出来ない。


そんな自分の無力さに腹が立っていた。




そらびび
もう………失いたくないんだよ



大切なものほど失った時の代償が大きい。



俺はそれを知っている。



だから、まぜ太くんたちにはそんな思いをしてほしくないんだ




これは、びびくんを救うためであり、びびくんを大切にしてくれているまぜ太くん達を救うためでもあるんだ。




神様
っ………できる限りのことをする




神様は静かに言った。





頭がクラクラとする。


時間が来た………あぁ………元の魂に身体を返す時だ。


なんでこんな時に………






こーく
びびくん………死ぬなっ………






俺は彼が絶対に言って欲しくないであろう言葉をかけた





大切なものを失う前に………







俺はそっと目を閉じた。











〈NE¿T Cha?te〉








???side







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───死ぬな、びびくん

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