夜。
お風呂も終わって、部屋でベッドに寝転ぶ。
でも。
昼間のこと。
帰り道のこと。
全部思い出す。
そのとき。
📱《着信 りうら》
心臓が跳ねる。
急いで通話ボタンを押す。
低くて、少し眠そうな声。
それだけでドキドキする。
少し笑ってる。
無理。
開始10秒で心臓終わる。
少し沈黙。
そのあと。
布団に顔を埋める。
声がちょっと楽しそう。
少し沈黙。
でも嫌じゃない。
むしろ落ち着く。
電話越しに、相手の呼吸が聞こえる。
それだけで、近く感じる。
静かな声。
いつもより素直。
短く返事。
胸がぎゅっとなる。
静かに伝える。
数秒、沈黙。
声、低い。
でも少し掠れてる。
心臓、完全に壊れる。
即答。
好きすぎる。
ぽつり。
小さな声。
少し笑う。
でも。
その声が、やばい。
突然すぎる。
少し沈黙。
そのあと。
でも。
電話の向こうで、
小さく息を吐く音。
少し笑い声。
でも本気っぽい。
気づけば、かなり遅い時間。
でも。
切るのが寂しい。
その一言で、胸がいっぱいになる。
小さく答える。
少しだけ静かな時間。
でも嫌じゃない。
もう無理。
好き。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!