そう言ってハンは謝ってきた
乗車中と言っても片手なら使えるし、チキン以外も頼んだのだから気にしてない
食べるかどうかは聞いてくるところまでは想定内だったから、態度に出ていないと思う
そこは我ながらよく耐えた
まさかスンミンからあーんするとは思わなかったから流石にびっくりしてしまった
ニュースキャスターみたいな口調でハンが言う
そこにヒョンジンがのっかる
いつものように言い返せるほど俺は強くなかった
なんでスンミンはこんなに余裕なんだろう
俺はお前の些細な行動だけでもこんなに頭の中がお前でいっぱいになるのに
スンミンにも俺が味わった感情を知って欲しい
俺のことでいっぱいになるお前がみたいんだよ
やっとの事で返事をする
俺の頭の中がスンミンでいっぱいな事を悟られないよう否定した
俺は顔にでない代わりに耳に感情がでやすい
こういうところが嫌になる
顔が熱い
事故らないよう気をつけなければ
スンミンが聞いてくる
嫌なわけないじゃないか
今さっきまでお前の行動で死んでもいいくらい嬉しかったし、お前でいっぱいだったのに
早口になってないか心配になる
こういう時の運転手は好都合だ
ずっと前を向いていてもおかしくない
それに、今はスンミンの顔をちゃんと見れる自信がなかった
そう言ってふにゃふにゃ笑うスンミンが好きだ
愛おしさで胸がいっぱいになる
でも外野がうるさいのでムードも何もないのが残念だった
本当になぜこのわんこは冷静でいられるんだ
俺1人で意識しているとか恥ずかしすぎる
車内だけでの絡みでこんなになるなんて先が思いやられる
俺は果たしてこの2日間を無事に乗れ切れるだろうか
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前回の話おかしな点が多かったので修正して再投稿します✍️
その際には、題名の03の横に(改)と表記しておきます
1回読まれた方ももう1回読んでいただけると🙌🏻
短くなってしまいました💦すみません🙏
読んでくださりありがとうございます💖
では次の話でお会いしましょう🕊💙
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ➡















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。