京介side
俺は今雄大と帰っている。
雄大は俺よりも身長が高くて羨ましい…
それにしてもさっきから雄大の様子がおかしい。
なんでこんなに顔が赤いんだ…?熱か?
聞いてみよう。
京介「なんでさっきからそんなに顔赤いの?」
雄大「え,あ,そんなに赤いですか…?」
京介「うん。真っ赤。熱でもある?」
雄大「ないですよ!ほらこんなに元気!💪🏻」
俺に元気だと言うように横でぴょんぴょん跳ねている…
いやまって,可愛すぎてる…
京介「元気ならよかった。」
雄大「はい!あ!家ここです!送ってくださりありがとうございましたー!!^ ^」
京介「ん。明日部室きてよ。歌うから。」
雄大「え!?絶対行きます!!」
京介「ん,じゃあ」
雄大「はい!」
俺は帰ろうとした。そしたら雄大に引き止められた。
雄大「俺,京ちゃんに一目惚れしたかもしれないです…」
え…雄大が俺に一目惚れ…?
雄大「じ,じゃあ…」
京介「待って…俺も雄大に一目惚れしてた。好きになってもらえるように頑張るからさ。待っててよ。」
雄大「はい!」
明日なんの曲歌おうかな…
君のために。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。