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さっきサクマさん達が攻撃されたということは、あいつらはまだ近くにいる。
生憎、私はまだ人を殺したことはない。‥‥だけど自分の身を守ることは何度もこの拳銃でやってきた。
______声がした。
〈 ったく、やっと尻尾掴んだのに組長の娘さんはどこにいるんすかね〜〜 〉
[ それにしても雪の始末屋にいるとすれば少々厄介だぜ? ]
〈 まあ、女ですし弱いもんですよ(笑)〉
[ まあそうだな ]
確実に自分の存在はバレている。
このままこいつらを撃ち殺してチャラにする?
それとも後をついてもっと近づく?
どちらにしても危険だということは分かっていた。
試しに一発、照明を目掛けて撃った。
〈 誰だ!〉
[ っくそ、あいつらか?]
〈 逃げますか、〉
[ ‥‥‥ 雪の始末屋ならよく聞け。
お前達のとこにいる女をさっさと渡せ。そうしないとお前らの命はねえぞ ]
9人と一緒にいれば彼らが傷つく。
______そう気づいた。
レンSide
………近くにいるやつに絡まれたら大変だ。
サクマさんと一緒に外へ出て行った。
あなたSide
結局私はあいつらから離れた。
まだ私には一人で立ち向かう勇気を兼ね備えていなかったから。
夜道でただ一人、今後について考えた。
その言葉が私を苦しめた。
私は絶対あいつらのところに戻りたくない。___何なら殺したい。でも、戻らなければ9人が殺される。
その時。
右手に拳銃を持ったままだった______
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。