…コイツ…
心を覗こうとしても覗けない。
この能力…あんま使ったことないけど。
普通なら心を覗くくらいできるはずだ。
…コイツが神だから?
それとも、…それとも
実は…窶ヲ縺セ縺?迢ゅ▲縺ヲ縺?k縺九i…?
私…霊忘シナンジュは、捜して少し…と言うかだいぶ経ってからその言葉を放った。
全くと言っていいほど見当たらないのだ。
…その時、私は異様な気配に気づいた。
ユウナ君も気づいていたらしい。
アクト君が本能的に避けた瞬間、彼の所に刃物が飛んできた。
怒鳴るように叫んでも、誰も返事はしない。
攻撃が飛んでくるだけだった。
…もう一度覚悟を決めるしかないか
私は、攻撃にわざと当たる。
…目に咲いた花に当たるようにして。
そこにいるんだろ?
かつて仲間だったドウネは、ヘラヘラと笑いながら私達を見ていた。
私達は今…どんな目で彼女を見ているのだろう。
シナンジュや、私自身から…
複雑に絡み合った感情が出ているのがわかる。
………私達はそんな彼女を見て、戦闘態勢を取った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!