第6話

6
35
2021/03/07 14:22 更新
生原 カノン
とにかく、来てくれて
ありがとう。

このバンドのライブって、
熱いてか、暑苦しくて
苦しいかもしれんけど、、、

わたしが愛するバンドだから
どーしても
聞いて欲しくて
一緒にききたくて、、、
早口言葉で喋る生原さんの隣で 
わたしはビクビクするしかなかった。

すごい。。

人気あるバンドのライブって、
こんなにたくさんのひとが
集まるんだ。

皆が同じTシャツを着てる。

天からのアドバイスで、
「スポーティな動きやすい服装でいくこと」
と言われ、
動きやすい服装を選んできたつもりだけど、、、
生原 カノン
はい、、これ。。

押し付けがましいかなって
おもったけど、

雰囲気ってか、
ライブ丸ごと楽しんで欲しくて、、、
夏川 琴奈
え??

あ、、Tシャツ??

タオル??
渡された袋の中には、

バンドのTシャツと、
タオル。

あ、、、
生原 カノン
そ。

今日、売ってるツアーのTシャツ。。。
生原さんも、同じの着てる。

まわりを見回すと、
みんなが同じTシャツを着てるのと、
タオルを首に結んでいたり、
頭に巻いていたり。
夏川 琴奈
あ、ありがとう。
生原 カノン
トイレ、あっちにあるから、
着てきたらいいよ。

会場、熱気すごいから、
Tシャツでも汗かくはず。
夏川 琴奈
そうなんだ。
ありがとう!
チケットが取りにくいと聞いていたけど、、
確かにそうだろうなぁ。

ガチなファンしかいないようなライブ会場で、

ただスポーティな格好をしているだけの私は

明らかに浮いていた。

優しいな。生原さん。。。
先に来て買ってくれたんだ。

プリ小説オーディオドラマ