月華視点
俺は次々にビルの上を駆け抜けながら言う。
その間も背中を冷や汗がつたう。
被害者は、俺の手で、足で、生死が変わるから。
それが、、、俺の責任だ。
俺はなんとかビルを飛び越えた。
だけど、、、さっきの衝撃で足が折れそうだ。
そんなこと言ってる暇なんてないのに、、、
湊斗にも、責任が、、、ね。
そんなことはないと思うけど、、、まあ、ありがたく受け取っておくよ。
湊斗視点
責任、、、ね。
月華がそんな形もないものを、重く捉えてないといいんだけど。
第一、月華が本気で走れば、間に合わないはずがないからね。
ただ、その少女の容体が全く分からないから、、、どうなるかなんて正直全く分からない。
だから、俺もその病院に行けたら良かったんだけど、、、
月華より早く病院に着くなんてことありえない話だよな、、、
まあでも、ここから近いし、一応向かうか。
ギュィィィィィッ!!
鈍い音がして振り向くと、高速で俺に突っ込んでくるトラックがいた。
さあ、湊斗はどうなってしまうのでしょうか。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!