早く答えて、という目をして
こちらを見てくる天使くん。
その呟きにうん、と頷き
私は前を向く。
沈みかけの太陽が目に映った。
正直に答えるか、はぐらかすか
数秒迷った。
黙り込んだ私の顔を不審そうに
天使くんは覗き込む。
ない、________ と
口が発する直前、
すぐ近くで人の叫び声が聞こえた。
その声に反応し顔を見合わせた私たちは
すぐさま駆け出す。
..... 正確には私が先を突っ走る、だけど。
着いた先にいたのは、
思った通り悪魔と人間。
その悪魔は人間の姿に似た容姿をしていて、
先程倒した悪魔よりはいくらか強いだろう。
数分後に追いついた天使くんは
そう言ったが、それを遮り前へ進む。
悪魔がこちらの存在に気がついた。
殺気を感じ取ったのか、
今の獲物を離し、一直線に向かってくる。
やがて目の前に悪魔が来た時、
私はそれに触れた。
瞬間、悪魔は灰になって
ボロボロと崩れていく。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。