そう言ってボクはオプティマスに指示された場所へ一足先に向かう。
⋯⋯そういえばあの2人にキュア⋯放ったらかして来ちゃったな⋯
ジャズ達が連れてきてくれるかな⋯
ボクはそう思いながらサム達のいるところまで飛んでいった。
サムの声が聞こえ、下を見下ろす。
するとサムが手を振っているのが見え、ボクは地上に降り立った。
「どうしたの?」と聞こうとした時、ミカエラがボクに飛び付く。
ボクは困惑しつつ、ミカエラの背中に腕を回す。
慌てながらミカエラの頭を撫でるボク。
サムに「助けて」と目でサインを送ったが、「僕にはどうすることも出来ないよ⋯」と口パクで言われてしまった⋯。
ボクはキョトンとしながら2人を交互に見る。
気付けば、と言うかボクが見てる限りじゃ離れてる時がないんじゃないかってくらいずっと一緒にいる気がする⋯
コレで付き合ってないの?とボクは疑問に思ったが、口に出すのは辞めた。
ロボットモードのままのジェイドが、リーラとキュアを抱えてやってくる。
ドサッと2体を降ろせば、ジェイドはその場に座り込んだ。
オプティマスは、キュアを指差す。
それに気付いたボクは口を開いた。
そう言って、オプティマスは一つ咳払いをする。
オプティマスの方に注目が行き、オプティマスはそう口にした。
彼が話し終えると、どこからかノイズ音が聞こえてくる。
ノイズ音の正体はビーだった。
ボク達は、ビーの方を向く。
オプティマスはこくりと頷き、サムは目を見開きつつも首を傾げた。
オプティマスは、ボク達の方を向く。
それに続いてジャズ達もボク達の方を向いた。
ボク達は顔を合わせ⋯
こくりと頷き、そう口にした。
“オールスパーク”が消え、故郷には帰れなくなった。
運命が我々に与えた報酬は...新しい故郷となる世界だ。
我々は、人間の中で目立たないように隠れ、彼らを見守っている。
待ちながら、彼らを守っている。
私は、彼らの勇気ある行動力を見た。
見かけは違っても、人間は我々と同様に、目に見える以上の力を持っている。
私はオプティマス・プライム。
生き残ったオートボットたち、星の彼方に散った仲間たち。
我々はここで、いつまでも待っている。
TRANSFORMERS 無印: End




















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!