第5話

4、初恋と失恋
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2026/02/28 12:21 更新
山口side



小学生のとき、初恋をした。













でも、それは失恋になった。












直接言葉で言われたわけじゃないけど、俺の勘がそう言った。










小学5年生の時、ツッキーと仲良くなり始めて、元々ツッキーと仲良かったあなたとも話すようになった。





次第に、あなたのことを好きになった。





何事にも全力で、楽しんでいて、心配になるくらい優しくて、包容力があって、天然だから守ってあげたくなる感じで、、、。
好きだ。った。




















でも、中3の卒業前にある会話を聞いてしまった。









ある日の放課後、廊下を歩いてたら不意打ちで教室にいる奴の会話が聞こえた。















クラスの男子1「なあなあ!月島って絶対東雲のこと好きだよな!」


クラスの男子2「確かにいっつも一緒にいるし!って言ったら山口もじゃね!?」


クラスの男子1「いや山口は違うだろ!!笑笑 月島は分かりやすすぎるんだよ」


クラスの男子2「確かにあれはわかりやすいな笑」
























え、ツッキーってあなたのこと好きなの、?






いつから?俺とツッキーが出会う前から?






もしかして俺よりもずっと長い間好きなのか、?

あなたもツッキーのことが好きなのか?











考えるうちに分らなくなる。

























月島「山口、なにぼーっとしてんの、帰るよ」




山口「ごめん!ツッキー!」




















ツッキーはあなたのことが好き?
あなたはツッキーのことが好き?









俺は自分に自信がないし、根性もない方、、。







ツッキー本人勿論聞けやしない。








だから、、







こんな性格ゆえに勝手な解釈をして、自分の気持ちにそっと蓋をした。














そして、2人とも、、大好きだから。
大好きだから2人とも、、幸せになって。








それ以降、俺は頑張って恋愛面であなたを見ないようにした。

友達として、大事な幼馴染として、










ずっと、ずっと好きだよ。






















高校に上がって、相変わらずツッキーのことで、女子から話しかけられる。







ツッキーはあなたのもんだぞ!って気持ちでいつも答えてるけど!
















でもなんであなたには話かけないんだろう、、。






あなた「多分だけど、みんな私のことライバルって勘違いしてるんじゃないかな。(ボソッ)」

と、隣で悲しそうな顔で呟く。



山口「え!なに!?声出てた!?」








あなた「あっはは!出てたよ。しっかり」



















そう言ったあなたは微笑んだ。やっぱり守ってあげたくなるような笑顔。
















もう一度誓った。俺は何がなんでもあなたが笑顔になるためなら守り抜く。と。

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