第13話

5話
7
2025/12/21 06:32 更新
クレア「ラピスさーん、起きてくださーい。」


クレアに体を揺すられ、深いところにあった意識が急激に浮上する。
はっとして飛び起きると、そこは夢の中ではなく図書館の中。


クレア「具合が悪いんですか?」

ラピス「いや、別に...。」


ちょっと悪い夢を見ただけ、と言う言葉は飲み込んだ。
この少女は人の暗い部分も抱え込んでしまう。
だから、些細な事でも話すのは良くないと、L社では学んだのだ。


ラピス「...もうすぐ接待でしょう?図書館の危険度も上がったのだから、そろそろ協会が動き出すわね。」

クレア「そうですね。...うーん、ツヴァイでしょうか。シやセンクは門外漢って気がしますし。」

ラピス「最初に来る協会の事?....まあ、そうね。」


招待状を送るための本を手に取り、中を開く。
確か、ツヴァイ事務所は治安保全が仕事だったはず。
ならこのL社跡地を守っている可能性も高い。


ラピス「あ、ほら。答え合わせはここでできそうよ。」


本を開いた先で見えたのは、とあるフィクサー事務所の情景だった。

平和で暇、と言う言葉が聞こえたが、それは良いことである。
彼らはツヴァイ協会の協力事務所らしく、カーマの予想は当たったと言える。


クレア「...楽しそうですね。フィクサーには珍しいですよ、こういう人たち。」


まだ低級なんですかね、と興味深そうに本をのぞき込んでいる。
二人のフィクサーがケーキの事で喧嘩しており、奥からやってきたリーダーらしきフィクサーが宥めていた。

アンジェラがいつの間にか招待状を送っていたらしく、金になるかもと図書館へ来ることになっていた。


クレア「金になるものって....来るならもう少し後に来たらいいのに。」


情報は金になるだろうけど、まだ高く売れる程度の金はない。
しいていうなら、23区の料理人たちが喜びそうな仕入先くらいだ。


ラピス「準備しましょう。今回は貴方の階層で接待するみたいだから。」














作者です。


アンケートの結果がある程度集まるまで気ままに更新します。


ちなみに投稿日と言うのは、1週間に最低でもこの日には投稿する、と言うものなので、1週間に1話と言うわけではないです。


作者がネタ思いつくのが急なので、思いついたときに追加で投稿します。

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