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第1話

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2026/03/23 12:42 更新
広々とした美しい礼拝堂には、私と神父様しかいない。
夜明けの朝日がステンドグラスから差し込み、目を潰すような光が視界を覆う。
大きな十字架が掛かる礼拝堂の一番奥には神父様がいらした。
あなた
神父様…!
⚡️
…ん?
⚡️
あぁ、あなたか。
⚡️
何用だ?
あなた
聖歌隊の方々に関して少しご相談と、祈りに。
「本当は貴方に会いに来ました」
だなんて言えるわけもなく本音を息と共に飲み込んだ。
少し相談をし、祈った。
私が祈った後に神父様は祈っていた。
神父様が祈っている姿はとても美しい。
長いまつげ、色白な肌、黄緑色の艶のある髪。
普段は声の大きい神父様だが、祈っている間はとても静かでいつもの姿とは違う何かを感じる。
そんな姿に見惚れていると声をかけられた。祈りが終わったらしい。
これからこの講堂に足を運ぶ方を迎え入れる準備をしなければならない。
その準備の手伝いをするのが私だ。
神父様の後を追いかけ、礼拝堂を後にする。

こんな日常が続いてほしい
その気持ちとは裏腹に心の内に秘めている思いを吐き出したい
そんな心が2つある。

私はどうすればいいのでしょうか…?

























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